劇団新派が「東京物語」再演、変わりゆく“日本人の心”紡ぎ出す

劇団新派が「東京物語」再演、変わりゆく“日本人の心”紡ぎ出す

新派公演「東京物語」が6月7日から28日まで、東京・三越劇場にて上演される。

本作は、小津安二郎監督の映画「東京物語」をもとに、2012年に劇団新派が山田洋次の脚本・演出で舞台化したもの。翌年には南座ほか全国で上演された同作が、再演を迎える。

【写真】水谷八重子(メディアギャラリー他7件)

久しぶりに東京に出てきて、子供たちの家を訪れる老夫婦。しかし、2人は生活に手いっぱいな子供たちから歓迎されない。そんな中、戦死した息子の未亡人だけが親身になってくれて……。

今回は、老夫婦の妻・平山とみを水谷八重子が演じ、夫・周吉役を本作で新派初参加となる大地康雄が担う。また、長女・金子志げに波乃久里子が扮するほか、瀬戸摩純、石原舞子、児玉真二、田口守が出演。映画版と異なり、本作では葛飾区金町を舞台に物語が進行する。チケットは4月30日10:00に販売開始予定だ。

■ 六月新派公演「東京物語」
2020年6月7日(日)~28日(日)
東京都 三越劇場

原作:小津安二郎、野田高梧
脚本・演出:山田洋次
出演:水谷八重子、波乃久里子、瀬戸摩純、石原舞子、児玉真二、田口守、大地康雄