唐沢寿明、髪をかきあげるだけで伝わる仲間由紀恵の“個性”を絶賛

引用元:オリコン
唐沢寿明、髪をかきあげるだけで伝わる仲間由紀恵の“個性”を絶賛

 1990年代のテレビドラマ全盛期にブレイクして以来、コンスタントにドラマや映画に出演し、“旬”を保ってきた俳優、唐沢寿明(56)。2018年10月期にテレビ東京のドラマBiz枠で放送された主演ドラマ『ハラスメントゲーム』の続編スペシャル『ハラスメントゲーム 秋津VSカトクの女』の放送を10日(後9:00)に控え、取材に応じた。

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 社会に蔓延(はびこ)るセクハラやパワハラなどのハラスメント事件を一風変わった手法で痛快に解決するマルオースーパー、コンプライアンス室長・秋津(唐沢)の奮闘を描いた、『ハラスメントゲーム』。今回のテーマは今、話題の「働き方改革」。秋津と、過重労働撲滅特別対策班(通称・カトク)の鮫島冴子(仲間由紀恵)の対立劇も見どころとなる。

 「井上由美子さんの脚本がさらに面白さを増していますね。仲間さん演じる鮫島さんを見て、目がハートになるシーンもありつつ、厳しいやりとりもありつつ。大どんでん返しというか、『えっ?』という先の読めない展開は楽しめると思う」。

 今回、初共演した仲間については、「髪をかきあげる仕草を見るだけで、『仲間由紀恵です』というのが聞こえてくる感じがあった。個性というか、一つのものを作り上げていて、すごい人だなと思ったね。そういう人ってなかなかいないから」と、絶賛していた。

 連ドラの『ハラスメントゲーム』終了後、19年1月期の連続ドラマ『THE GOOD WIFE / グッドワイフ』(TBS)に主人公の夫役で助演。同年7月公開のディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー4』の主人公・ウッディの吹替声優を務め、プロモーションにもがっつり協力。

 7月期のドラマ『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ)では主演を務め、10月には東北への復興支援を目的としたチャリティーイベントに、妻で女優の山口智子と参加して大きな話題を呼んだ。さらに、『秋津VSカトクの女』の撮影をしつつ、4月スタートの連続テレビ小説『エール』(NHK)の撮影にも入っている。

 「2019年もご活躍でしたね」と、率直な印象を伝えると、「ちょっと、きつかったね。今年はうちの事務所に働き方改革を訴えたいですよね。事務所で一番働いているの、たぶん俺だからね」と、返ってきた。「若い俳優たちに頑張ってもらいたいよね。俺だってあと4年したら“ちゃんちゃんこ(還暦)”なんだから」と、ひょうきんな“唐沢節”をさく裂させる。

 「オファーをいただけるだけありがたいですし、やれるうちはやらなきゃ。体は元気だし、年齢的にも今が一番。芝居のことを冷静に考えられるようになって、いろいろ経験してきたことをつなげられるようになって。今が意外と、一番楽しいといえば、楽しい時期なのかもしれない」。