ラサール石井が心配!?あの人への堺雅人の倍返し

引用元:日刊スポーツ
ラサール石井が心配!?あの人への堺雅人の倍返し

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

人気ドラマ「半沢直樹」(TBS系)が4月から復活する。

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主演の堺雅人(46)に続き、妻役の上戸彩(34)も続投が決まり、前作以来7年ぶりの「夫婦」再会となる。「倍返しだ!」の人気ドラマは前作のラストを受け、出向先から激動の再開となるようなので、「家庭の安定」は視聴者にとって唯一ほっとできるポイントかもしれない。

再会つながりで話は飛ぶが、実は前作では十数年の時をまたぐ意外な再会劇があった。前シリーズの第1話に出演したラサール石井(64)を取材する機会があり、秘話を聞いた。ラサールの役は融資事故を起こした「西大阪スチール」の経理課長。堺ふんする半沢とのツーショットシーンもあった。

「収録の合間に堺君が『ラサールさん覚えていますか。僕こち亀でもご一緒したんですよ』と。『えーっ、そう言えばあの役か』って。ちょっと驚きましたね」

「こち亀」とは、ラサールが主人公・両津勘吉の声を担当し、96年から放送されていたアニメ番組「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(フジ系)。無名時代の堺が「御曹司・白鳥麗次」役で出演していたのだ。

目ざといファンは「半沢直樹」放送時からこの顔合わせにピンときていたようで、「1話放送後、SNS上では『こち亀キター』とかなっていましたね」とラサールは振り返る。

正統派俳優とお笑い芸人。交わる可能性の低い2人が共に人気のドラマとアニメで主役、脇役と立場を入れ替えて共演したのだから不思議な縁かもしれない。

堺の話を聞いてラサールはもう1人の意外な共演者のことも思い出したという。「『こち亀』には無名時代の八嶋(智人)君も出ていて、彼の方が堺君よりちょっとだけ歳もキャリアも上だったんだね。それを思い出したのは、彼が堺君に『お前全然できてないんだよ』とか、ずいぶん上からものを言っていたから(笑い)。僕も何か偉そうなことを言わなかったか、ちょっと心配になりましたけど…」。

無名の若手俳優が未来の「半沢直樹」になるとは誰も想像しない。言った方は忘れていても、言われた方は忘れない。おっとりとした堺がまさか「倍返し」をするとは思わないが。