吉本興業が苦しむ“闇営業後遺症” ミルクボーイM-1優勝、ロンブー亮復帰も…マスコミ対応で過敏に

引用元:夕刊フジ
吉本興業が苦しむ“闇営業後遺症” ミルクボーイM-1優勝、ロンブー亮復帰も…マスコミ対応で過敏に

 闇営業問題の謹慎から復帰したお笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(48)が、4月に『ロンドンハーツ』で地上波復帰することになった。亮の本格的復帰で、吉本興業への逆風も収まるかと思いきや、同社はいまだに騒動の“後遺症”に苦しんでいるという。

【写真】「コーンフレークやないか!」ケロッグの虎と笑顔で写るミルクボーイ

 闇営業騒動では、雨上がり決死隊の宮迫博之(49)と亮が吉本批判を展開したことでヒートアップ。同社への風当たりは予想以上に強かった。しかしここにきて、吉本のお笑いコンビ、ミルクボーイが「M-1グランプリ」で頂点に輝くなど明るいニュースもあり、批判の声もトーンダウンしつつある。

 「ミルクボーイは実力に加えて長年下積み生活を味わった苦労人のイメージもあり、非常に好感度が高く、M-1優勝によるブレークは吉本のイメージアップにも貢献している。闇営業騒動でも好感度がそれほど下がらなかった亮が復帰にあたり、吉本への感謝を口にしたことも同社にはプラスに働いています。このあたりは相方の復帰に尽力する中、亮さんと吉本との関係修復は必要不可欠と判断した田村淳さんの戦略のたまものでしょう」(芸能リポーター)

 企業イメージ回復に向けたこうした追い風もあり、吉本の上層部も“反乱者”への態度を軟化させているとも。同社の関係者はこう明かす。

 「ウチの上層部は当初、宮迫さんはもちろん、亮さんや騒動の渦中に会社批判を口にして“乱”を起こした加藤浩次さんに対しても『絶対に許さない!』と強硬姿勢をとっていましたが、だいぶ軟化しています。亮さんは淳さんが間に入り和解に漕ぎ着けたようですし、加藤さんについてもわびを受け入れて関係修復に至った。実際、加藤さんは申告漏れ騒動で活動自粛をしていた徳井義実さんの代わりに番組MCを務めるなど、干されるどころか、仕事を増やしていますしね」

 それでも吉本上層部がいまだに過敏になっているのが、マスコミへの対応だ。民放テレビ局の情報番組スタッフは嘆く。

 「一連の闇営業騒動がかなりトラウマになっているのか、所属芸人などへのインタビュー企画で少しでも闇営業騒動について触れようものなら、『事前に構成(=台本)を見せてほしい』と要求してくることも。幹部社員がアポなしで会社に乗り込んできたケースもあったそうです」

 さらに続ける。

 「ウチらからすると、ダウンタウンの松本人志さんが番組で闇営業騒動をネタにしたので『言及してもOK』という認識だったのですが…」

 触れられたくないこともあるようだ。