“跳んで内川”跳満3発で快勝も自己採点は「50点」チーム連勝にも謙虚なサクラのプリンス/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES
“跳んで内川”跳満3発で快勝も自己採点は「50点」チーム連勝にも謙虚なサクラのプリンス/麻雀・Mリーグ

 大和証券Mリーグ2019・1月20日の2回戦で、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)が約1カ月ぶりにトップを取り、個人6勝目、チーム19勝目を挙げた。

【映像】内川幸太郎、跳満3発の離れ業(第2試合)

 対局者は起家から渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、EX風林火山・勝又健志(連盟)、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)、内川。

 “手順マエストロ”という異名を持つ内川のアガリは全3回、その打点はすべて跳満1万2000点だった。まずは東2局3本場、リーチ・一発・平和・赤・ドラ2・裏ドラで1万2000点(+300点、供託1000点)をトップ目だった松本からアガって主導権を握った。

 続く東3局、配牌では赤牌もドラもメンツも一つもない状況からドラ5筒を3枚引き入れた。手牌にドラが押し寄せて来ても「鳴く選択もたくさんあったんですけど、形が不安定だったので」と丁寧な手順で、16巡目にタンヤオ・平和・ドラ3をテンパイ。これをツモってツモ・タンヤオ・平和・ドラ3に仕上げ、1万2000点を加点した。

 3度目の跳満は南1局。8巡目に先制リーチを放ち、リーチ・ツモ・赤2・ドラ・裏ドラで1万2000点を決めて6万点台に乗せると「さすがプリンス」「王子様タイム」「マエストロ」とファンも沸いた。

 解説のKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)も「十段位のタイトルを取って、安定感と柔軟性が増しました」とプロ入り同期でもある内川を評した。

 1回戦を制した沢崎誠(連盟)に続き、チームとしては初となる1日2勝を成し遂げた内川だったが、勝利者インタビューでは「内容は50点」と厳しい自己採点を下した。南2局で勝又に1万2000点を放銃した以降の戦いぶりを振り返り「あれだけ跳満をアガったんですけど、不安定な戦い方になってしまった」とし「後で沢崎さんのありがたいお言葉を頂くのが楽しみです」と反省の弁を口にした。

 2019年12月19日以来となった内川の勝利で、チーム順位は2位と変わらずも、首位のセガサミーフェニックスに32.1ポイント差まで急接近した。「セミファイナルもにらみながら、1戦1戦大事に戦っていきたい」とサクラの王子様は、桜咲き誇る春に向かって気を引き締め直した。【福山純生(雀聖アワー)】

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