映画「新聞記者」3冠は歴史的快挙!笠井アナがブログで絶賛 「過激な内容で安倍政権に立ち向かう作品が…」

引用元:中日スポーツ
映画「新聞記者」3冠は歴史的快挙!笠井アナがブログで絶賛 「過激な内容で安倍政権に立ち向かう作品が…」

 悪性リンパ腫で闘病中の元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(56)が7日、自身のブログを更新し「第43回日本アカデミー賞」で映画「新聞記者」(藤井道人監督)が最優秀作品賞など主要3部門を制覇したことについて「歴史的快挙」と称賛した。

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 「その結果は大変なことになりました!」と始めた笠井アナは「過激な内容で安倍政権に立ち向かう(いや、“刃を向ける”といったほうがいい)作品「新聞記者」が、作品賞、主演男優賞、主演女優賞、主要3部門独占したのです!」と興奮気味。

 まず最優秀主演男優賞の松坂桃李(31)と最優秀主演女優賞のシム・ウンギョン(25)について「『内容に問題がありすぎる』と、なかなかキャステイングが決まらなかった作品だそうです。そんな中、思い切って火の中の栗を拾ったのがウンギョンさん、大成功したんですから。同じことは、松坂桃李さんにもいえます。この役を、有名俳優が受けるには相当の覚悟が必要だから」と難役を引き受けた二人の姿勢を絶賛した。

 さらに最優秀作品賞については「企画の段階から実現不可能と言われた中身の映画を有名俳優を使って完成させ、ヒットに導いたという映画人としてのあるべき姿を見せてくれたということなんですね。歴史的快挙と言っていい結果です」と感想を述べ、「コンプライアンスという名の束縛がある中『映画製作者は何者にも負けず、自由に作らねばならない』というあたりまえの事を、この作品は映画人に気づかせてくれたんです」と感謝の気持ちをつづっていた。

 映画「新聞記者」は、東京新聞の望月衣塑子記者の著書を原案に、若き新聞記者(ウンギョン)とエリート官僚(松坂)の対峙(たいじ)と葛藤を描いた社会派サスペンス。