竹内唯人、歌手デビューの裏にリズム感をほめてくれた父の見立て

引用元:オリコン
竹内唯人、歌手デビューの裏にリズム感をほめてくれた父の見立て

 テレビ朝日で放送中の360°ドラマ『鈍色の箱の中で』の主題歌「ニビイロ」を歌う、竹内唯人(たけうち・ゆいと/19)。7日放送の第5話(深3:05~3:35)では、病院に救急搬送されたあおいを気遣うイケメン看護師役で出演も果たす。

【写真】第5話に看護師役で出演も

 竹内は、AbemaTVの『オオカミちゃんには騙されない』(2019年夏)に出演し、クールなルックスと人懐っこい性格からティーンを中心にSNSで人気に火が付き、昨年10月には「Only me」で歌手デビュー。モデル・インフルエンサーとしてマルチな活動を行う中、音楽活動をはじめた経緯を語ってくれた。

――SNSで人気に火が付き、歌手デビューからわずか4ヶ月で連続ドラマの主題歌を手掛けることになって…、とトントン拍子でしたね。

【竹内】本当にそうですね。普通に一般人としてSNSをやっていたんですけど、兄と一緒にテレビに出たのがきっかけで、その直後からフォロワーが急増しました。当時、コンビニでアルバイトしていたんですけど、仕事が終ってスマホを手に取ったらものすごく熱くなっていって、何事かと思ったら、ものすごい勢いで通知が届いていたんです。Face ID‎じゃなかったので、しばらくロック解除ができなかったくらい通知が来て。700人くらいだったフォロワーが16万人くらいに一気に増えました。通知が殺到するとスマホって熱くなるんですね(笑)。

――フォロワーも増えて、芸能関係のオファーも来るようになった?

【竹内】そうですね。家族も好きなことをやりな、って後押ししてくれました。

――音楽をやりたかったのですか?

【竹内】「音楽の才能がある」と言ってくれたのは、父なんです。子どもの頃、兄の後を追って僕もサッカーをはじめて、それからずっとサッカーをやっていたんです。父は音楽をすすめるんだけど、僕は友達がたくさんいるサッカーをやっていたかった。でも高校1年生の時に、文化祭の出し物で楽器のドラムをやってくれないか、と誘われたんです。試しに1週間練習したら、はじめてだったのにけっこううまくできたんですよ。サッカーは何年やっても大してうまくならないのに(笑)。そこで、やりたいことと、できることって、別なんだなって。それで、サッカーをやめて、音楽をやりたいって真剣に思うようになりました。それで、実際、歌手デビューできたのは、『オオカミちゃんには騙されない』でRude-α(ルード)くんに出会えたことが大きいですね。

――「音楽の才能がある」と言ってくれたお父さん、すごいですね。

【竹内】母に「宿題やれ」とか、「勉強しろ」って言われると、反抗期だからイライラするじゃないですか(笑)。そういう時に、音楽に合わせて床とか机を叩いてストレスを発散させていたんです。それを見ていた父が、リズム感のいい子だな、って思っていたらしくて。見方によっては、落ち着きがない、といえなくもない(笑)。

――だから、すぐにドラムが叩けたんですね。はじめてのドラマ主題歌の書き下ろしはどうでしたか?

【竹内】『オオカミちゃんには騙されない』の作中のデートシーンの挿入歌になっていた、BTS(防弾少年団)の「Lights」をプロデュース・作曲したUTAさんが曲を作ってくれると聴いて、最高にうれしかったです。ご一緒できたのは、まさに奇跡! そのUTAさんから届いた曲を聴いたときは、よっしゃ―、これは間違いない、って。もうニヤニヤが止まらないって感じでした(笑)。

 しかも、作詞は自分にやらせてもらえて。原作の漫画を読んで、キスシーンを想像しながら歌詞を考えていったんですけど、制作チームのみんなも意見を言ってくれて。UTAさんを含め、みんなで作り上げた一曲です。

 360°ドラマ『鈍色の箱の中で』主題歌「ニビイロ」は音楽配信サービス各社で配信中。

■第5話(3月7日放送)あらすじ

 マンションのエントランスで突然倒れたあおい(岡本夏美)は、そのまま救急車で病院に運ばれ、妊娠していたことが発覚。悟(望月歩)は、原因を作ったと思われる利津(神尾楓珠)を追求するが、利津は「終わった話だ」と言って、そっけなくその場を立ち去ってしまった。

 あおいを傷つけられた悟だが、なぜか「あいつを責める資格なんてない」と肩を落とす。そんな悟に、基秋(萩原利久)は黙って寄り添うことしかできなかった。いっぽう、目を覚ましたあおいは、美羽(久保田紗友)に「利津のことが好きだ」といいながら、何も気づかなかった美羽を責め、突き放す。

 マンションに戻った美羽と基秋の前に、綾芽(筧美和子)が現れる。「彼氏を借りる」と言って、集会場に基秋を連れ込むが…。