有吉「若手・中堅芸人のために…」ゴールデン枠でお笑い番組を作る意義

引用元:TOKYO FM+
有吉「若手・中堅芸人のために…」ゴールデン枠でお笑い番組を作る意義

有吉弘行がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」。2月9日(日)の放送は、アシスタントにデンジャラスの安田和博を迎えてお送りしました。この日は、4月からレギュラー化が決定した冠番組「有吉の壁」(日本テレビ系)についてコメント。同番組は、2015年4月から不定期で放送されてきたバラエティ特別番組とあって、突然のゴールデン進出に、「俺もスタッフもけっこう驚いたんですよ。『えっ!? 夜7時?』みたいな(笑)。夜の7時って、若い人はあまり家にいないって言われているし、今どきは、けっこう年齢高めの層を狙いにいくような番組が多いからさ」とビックリしたそう。

「せめて夜9時とか10時なら『えっ、そうですか!?』って感じだけど、『7時!?』って驚いたよ(苦笑)。でも、二つ返事で『やりましょう!』って感じだった」と振り返ります。

続けて有吉は、「『夜7時は無理だろ』とか『今どき、(7時に)お笑い番組なんて観ないでしょ』とか、ネガティブな意見もあると思うけれど、こういうのって“機運”ですからね。偉い人たちが、なんとなく『ちょっと7時でやってみる?』って言ったわけだから。このチャンスを逃したらもうこないのよ」と話します。

そんな今回の巡り合わせに、「『いや、あと特番を1年やらせてみてはどうですか?』って言っても『そうですね』ってなるけど、1年後には『いや、(やっぱりレギュラーは)ないな』ってなる。そういうもんだから。これが成功するかしないかは、俺のせいじゃなくて、芸人のみんなにかかっているんだけどね」と他力本願な有吉。

しかし、この発言には裏があり、「ここまでやってこられたのも、若手・中堅芸人みんなの力ですし、今後結果がどうであろうとも、(番組に)出てくれているみんなのおかげ。

これがもし失敗しても、“でも、ゴールデンでお笑いやるのもありだな”っていう気づきをね。それで、失敗したけれども“あそこを直してああやれば良かったんじゃないか”って思う人も出てくれるだろうし、逆にまあまあ調子良く続くようであれば、『うちの局でもお笑いやってみるか!?』っていう風になるかもしれないからね」と真意を語ります。

それだけに、「こういうのは若手・中堅芸人のために、1回引き受けなきゃいけない仕事だなって思いましたよね。機運ですから。局のお偉いさんは、大体ハゲていて後ろ髪はないですから(笑)。『(ゴールデン)やりますか? やりませんか?』って聞かれて『ん~……待ってください!』って言っても、ハゲてるから後ろ髪掴めないからね」と笑いを誘います。

そして、「どうなるかわからないけれど、僕は楽しんでやろうかなと思っています」と意気込みを語りつつ、「俺がコントとかをやるわけじゃないし、なんとなく全体的な機運としてさ、『じゃあコント番組やってみようか』とかね。

“お笑い第7世代”の連中もいるし、そのメンバーでユニット組んで『笑う犬』とかみたいに、『ああいう感じの番組やりましょう』って言う人が出てくるかもしれないし、様子見している人は多いだろうから。“そうなるといいな”と思って、安請け合いしてしまいました(苦笑)」と照れくさそうに語る有吉でした。

(「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」2月9日(日)放送より)