杉山弥紀佳、”われち語”浸&透でバラエティー界のトップ目指す

引用元:スポーツ報知
杉山弥紀佳、”われち語”浸&透でバラエティー界のトップ目指す

 「ありがたキングダム」など強烈な言語センスの「われち語」で話題のタレント・杉山弥紀佳(みきか、22)がバラエティー界で着々と知名度を高めている。街頭インタビューに答える姿が芸能関係者の目に留まり、昨秋デビューすると、この半年で約40本のバラエティー番組を席巻。このほど所ジョージ(65)、明石家さんま(64)ら大物MCとも初対面。「所さんもさんまさんも超ベジタリアンボーイでした!」と「われち語」で表現した。(宮路 美穂)

 自分自身のことを「われち」と称し、「うれぴよこ」などユニークな造語を操る“令和のバラエティーシンデレラ”が、ジワジワと浸透度を上げている。「ありがたキングダムなことに、2020年に入ってから収&録に呼んでいただけることが増えました。どんどん勉&強していきたい」と朗らかなハイトーンボイスで語る。

 “ガラスの靴”は渋谷のハチ公前に落ちていた。パリ留学から帰国したばかりの昨年5月、渋谷駅で友人と待ち合わせしていたところ、日本テレビ系「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」(水曜・後7時56分)の街頭インタビューに遭遇。「われち語」を炸裂(さくれつ)させながら会話する姿が事務所関係者の目に留まり、昨秋から芸能活動をスタートさせることになった。

 強烈な個性がバラエティー制作者の間で話題となり、4日放送の「笑コラ」にはゲストとして初出演した。タレントとして“凱旋”を果たし「ほんまに感慨深かった。夢なんじゃないかとおもっちょりました。『笑ってコラえて!』があったから今の自分がある。ものごっつド緊&張しまくりんごで、収&穫ができまくりんごでした」と振り返る。

 MCの所とも初対面。「ナマ所さんはわれちみたいなド新&人にも話を振ってくれて、素晴らしい方。収&録が始まる前に『ハイ』って差し入れを渡されて…。めちゃんこベジタリアンボーイ。『野菜男』で優しい男という意味です」。自宅で差し入れの中身を確認するとなんと腹巻き。「宝物の腹巻き。恐&縮で大&切にしようと思います」と感激しきりだ。

 3日放送の日テレ系「踊る!さんま御殿!」(火曜・後7時56分)ではマシンガントークの洗礼を浴びた。「人生で一番緊&張して、収&録の前の日は眠れんかった。さんまさんともお初まる(初対面)で『モノホンや~』って思ってわれちも頭の中が真っ白になって。ガッチガチの固まりんごで、いい返しができなかった」と悔やむところもあった。「(収録が)終わったあとに、さんまさんの楽屋に『ありがたキングダムでした』とごあいさつに行ったら『頑張りや~』と温かいお言葉をくださって、ほんまにベジタリアンボーイやなって」と胸が熱くなったという。

 まだデビュー半年の新人。バラエティーの段取りに慣れないこともあるが「オンエアチェックは必ずします。最近は感&想を述べる時に、瞬時に考えるのが悩みんごフラミンゴです。経&験を積むしかないのかな。見てられない時もあるけど、反&省しないと前&進できない」とストイックに自分自身と向き合う。

 「バラエティーのトップを目指しちょる」と夢は大きい。「『われち語』って何?とならないぐらいに浸透させたい。『われち』といえば杉山弥紀佳、というのはもちろん一般の方にも使っていただきたい。欲を言えば、レギュラー番組がほしいです。毎&週、姿を見てもらえるようにファイトりたいと思います」と、われちブームを巻き起こすことを誓った。

 われち語とは、小学校の時に習った「我」という漢字を手始めに、自ら作った造語。「鈴木福さんに『われち語、知ってます』と言ってもらえた。うれぴよこデラックスシュナイザーで、ぴよこちゃんが羽ばたきまくりんごでした」

 ◆杉山 弥紀佳(すぎやま・みきか)1997年4月29日、栃木県生まれ。22歳、A型。身長160センチ。実践女子大文学部美学美術史学科3年に在学中。18年から1年間パリに留学し、昨年3月に帰国。留学中にはルーブル美術館に25回、足を運ぶなどアート好きな一面も。特技は2歳から10年間続けた新体操で、小学時代に全国大会出場。マイブームは、動画サイトで「赤ちゃんの一日」を見ること。出たい番組は、「ロンドンハーツ」(テレ朝系)、「今夜くらべてみました」(日テレ系)。 報知新聞社