槇原敬之被告、ひげもじゃ面で保釈 衝撃逮捕から22日…ファンからは激励の声も

槇原敬之被告、ひげもじゃ面で保釈 衝撃逮捕から22日…ファンからは激励の声も

 覚せい剤取締法違反と医薬品医療機器法違反の罪で起訴されたシンガー・ソングライター、槇原敬之(本名・範之)被告(50)が6日、保釈保証金500万円を納付し、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。黒縁眼鏡に口ひげを伸ばした姿で報道陣ら約150人の前に姿を現すと、神妙な表情で「本当に申し訳ございませんでした」と声を張り上げ、10秒間、深々と頭を下げた。

 衝撃の逮捕から22日。報道陣やファンが集結し騒然とした湾岸署正面玄関に、午後7時1分、槇原被告が同署員らに付き添われて姿をみせた。

 紺色のネクタイとグレーのスーツ、黒縁眼鏡、口元にはひげを蓄え、左手薬指には指輪が。神妙な表情で前を向くと、「この度は関係者の皆さま、ファンの皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くおわびします」と謝罪。「本当に申し訳ございませんでした」と10秒間、頭を下げた。

 駆け付けたファンから「マッキー、頑張れ!!」「応援しているよ!!」と激励の声。報道陣からは「音楽活動はどうするんですか!?」「ファンに一言!!」と質問が飛び交ったが、槇原被告は無言のまま、関係者が用意した黒いワンボックスカーに乗り込んだ。

 同被告は2018年3月と4月、当時住んでいた東京・港区のマンション一室で、危険ドラッグ「ラッシュ」と覚醒剤を所持した疑いで2月13日、警視庁組織犯罪対策5課に逮捕された。

 これまでの調べで、薬物所持は大筋で認める一方、尿鑑定では陰性で違法薬物の成分は検出されなかった。フジテレビの報道によると、槇原被告は勾留中も元気な様子で「留置場で作曲した」と話していたという。

 この日保釈が決定し、保釈保証金500万円を即日納付。槇原被告は1999年にも覚醒剤所持事件で逮捕されたが、当時の300万円を200万円上回った。

 注目の初公判は4月中旬から5月初旬とみられる。多くのファンを裏切ったカリスマシンガーは法廷で何を語るか-。