引用元:中日スポーツ
タレント萩本欽一(78)が10日、NHK総合で放送される「プロフェッショナル 仕事の流儀」(午後10時30分)に登場する。半年前から、無名の芸人や俳優に萩本自ら、笑いの技術を指導。「いいコメディアン、いい笑いをする人をつくりたい」。80歳までの2年間は笑いに専念すると決めた。
1966年結成の坂上二郎との「コント55号」から、70年代にテレビ界に進出。80年代には民放各局で冠番組を持ち、視聴率は30%を超えることも。各局の合計から「視聴率100%男」とも称された。2015年には駒沢大学仏教学部に入学。「仏教と笑い」をテーマに学んでいたが、「全力で笑いに取り組む時間は長くない」と昨年、退学した。
MCを務める、台本、リハーサルなしのNHK BSプレミアム「欽ちゃんのアドリブで笑(ショー)」では、新たなコント作りに挑戦。その舞台裏に密着する。「昭和の心地よい、奥ゆかしい、そんな笑いがこれからますます欲しくなる。そういう時代が間違いなく来る」。老いと向かい合い、理想の笑いを求める姿を追う。
太田光、香取慎吾、草薙剛らテレビ人は希代のコメディアンをどう見るのか。後進からの視点を届ける。