女子高生の低レベルな日常は「身に覚えがある…」 ドラマ『女子無駄』コメディレベルの高さに共感の声が続々

引用元:オリコン
女子高生の低レベルな日常は「身に覚えがある…」 ドラマ『女子無駄』コメディレベルの高さに共感の声が続々

 絶妙なくだらなさが話題のドラマ『女子高生の無駄づかい』(テレビ朝日系)。男子がいない女子高を舞台に進行する女子高生=JKを描く物語で、満足度を調査した「オリコンドラマバリュー」では、リアルタイム視聴した人の評価は100Pt満点中80Ptと高い数値を記録した。

【写真】全力の朝ドラパロディ『ロボっこ』ほかシーン写真(全37枚)

◆残念な女子高生の「黒歴史」を“笑い”に変えて表現

 物語は、本能のままに生きる田中望=「バカ」(岡田結実)、才能が足りない漫画家志望で突っ込み役の菊池茜=「ヲタ」(恒松祐里)、感情が死滅している鷺宮しおり=「ロボ」(中村ゆりか)という特徴的な呼び名の個性的なJK(女子高生)トリオを中心に進む。

「ウチらってさぁ、今がピークなんじゃない」「客観的に見ても中の下」「唯一の武器は若さ」「いま頑張らないと一生彼氏とかできないんじゃない」「彼氏をくれ~」「モテた~い」と矢継ぎ早に感情むき出しの本音がさく裂だ。

 エピソードは、ドキドキを探しに街へ、中二病、JK同士の恋心、転校生の存在、死に方あみだ、友情への疑い、靴箱の手紙、毛深さの追求、告白のシーン、などなど細かくてふり幅も広い。渦中のJKたちの極端な反応が痛快で、一瞬も台詞を聞き逃せない。

 主演の岡田は撮影前のコメントで「高校時代、私もこんなことやってたな、って懐かしくなりましたし、それを演じさせていただけることはめちゃめちゃうれしくて『よし、ぶっ壊れよう!』と思いました」と語っているとおり、吹っ切れた演技が全開。恒松、中村の演技も高評価だ。

 トリオのほか、「死に方あみだ」を流布させる「マジョ」(井本彩花)、心と頭が弱い優等生の「マジメ」(浅川梨奈)、第3話からは欅坂46の小林由依演じる、原作ファン待望の小悪魔系百合ガール「リリィ」も登場。全員がキャラ立ちまくりで、俳優陣の熱演に引き込まれる。

 数少ない男性陣も、着任早々「女子大生派を宣言する」クラス担任・沢渡先生「ワセダ」(劇団EXILEの町田啓太)や大倉孝二演じる教頭先生など、一人として「普通の人」がいない人物像で笑わせてくれる。

 ナレーションは、フリーで活躍するアナウンサーの近藤サトが担当。「女子高生、いま振り返ればどれもこれも黒歴史」といった“心の声”で笑いに一役買っている。

 視聴者からは、「身に覚えがあるような面白さ」(20代女性/東京)、「まさかの今一番はまっている、面白い」(20代男性/長崎)、「女子高生の生態がよくわかる」(50代男性/東京)、「自分の高校時代を思い出す。女子高生なんてあんな感じ」(20代女性/神奈川)、「主演やワセダ、ロボ、ヲタの言動がとてもリアルで楽しく見ていて飽きない」(20代女性/埼玉)など、誰もが経験した身近な感覚とともに、熱い共感を呼んでいる。