『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の全米公開日が11月に延期に

引用元:IGN JAPAN
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の全米公開日が11月に延期に

ジェームズ・ボンドの最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の全米公開日が、「世界的な映画市場について慎重な検討と徹底的な評価を行った」結果、2020年11月に延期されたことが明らかとなった。
このニュースはジェームズ・ボンドの公式Twitterページで、MGMとユニバーサル、ボンド映画のプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリが、全員一致で公開延期が最善だと同意したとして発表された。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はイギリスでは2020年11月12日に、全米では2020年11月25日にリリースされる予定だ。その他の国における公開日については、後に発表されるという。

「ジェームズ・ボンド25作目」画像・動画ギャラリー

この決定は、コロナウィルスによる世界的な脅威によるものだと思われる。
今週初めにBBCが報道したように、ボンドの代表的なファンサイトである「MI6 Confidential」と「The James Bond Dossier」が、「マーケティングのリリース・スケジュールよりも公衆衛生を優先する時だ」と公開レターをリリースしていた。
この延期は、ディズニーがイギリスでのDisney+開始に向けたレッドカーペット・ギャラをキャンセルした決定に続いている。

The Hollywood Reporterによると、コロナウィルスの蔓延は世界の映画産業に50億ドルの損失をもたらす可能性があるという。中国の劇場は数週間にわたり閉鎖されており、「ウィルスは韓国とイタリア、そして世界で3番目に大きな映画市場である日本でも、劇場の動員数に影響を及ぼし始めている」と報道されていた。
コロナウィルスが影響を与えているのは映画業界だけでなく、ゲーム業界も予防策を講じているため、GDCなどのイベントが延期または完全にキャンセルされている。
今年の後半に公開されることになった『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、ビリー・アイリッシュが主題歌を担当し、スコアを手掛けているのはハンス・ジマー。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はボンドを演じるダニエル・クレイグの他、マドレーヌ・スワン役でレア・セドゥ、ノミ役でラシャーナ・リンチ、Q役でベン・ウィショー、パロマ役でアナ・デ・アルマス、スーパーヴィランのサフィン役でラミ・マレックが出演している。 Adam Bankhurst