新型コロナなんて屁でもない！？　最大の敵が“臭”来　高嶋政宏・こだわりの極意

　【こだわりの極意】

　今回、フジテレビ『ノンストップ！』のロケで、まるでご褒美のようなロンドングルメ＆ロックを堪能した！

　１２年ぶりだ。しかも羽田発！　最近、成田じゃないフライトが増え、僕にとっては革新的。ブリティッシュ・エアウェイズ（英国航空）はどんな感じだったかな～なんて思いながら空港へ。

　おっと忘れてはいけない、マスクだ！　今まさに新型コロナウイルスで日本がいや、アジア全体が揺れに揺れてる時期。心なしか人の少ない空港の検査場を抜け、ラウンジに腰を落ち着ければ、せきをしてるのはひとりくらい。ホッと一安心したところへマネジャーから『ゲート前はけっこう人多いし、マスクしといたほうがいいですよ！』との連絡。

　わかってますよ～と搭乗口に向かえばスタッフが乗るのを待っててくれてて恐縮。歩きながら「コロナ、コロナって言ってるけど、インフルと溶連菌のほうがすごいみたいですね」などと世間話をしながら機内に入れば、機内もせきこんでいる人は皆無。

　良かった！　この便は健康な人ばっかりだ。中には短パンＴシャツに着替える人までいて、すごいな～、やっぱりヨーロッパの人は体感温度が違うのかなと感心してマスクを外して機内食を。

　うん、なかなかいいんじゃない。このショートパスタはそのままでもうまいけど、パン用のバターに塩こしょうして、その上に乗っけて、しばらく放置プレイでバターが溶けた頃にパクッ。う～ん、やっぱりだ。さらにうまくなった！　とワイン片手に大満足で完食。ブリティッシュなんでアールグレイで小じゃれて余韻に浸ってるところに何の前触れもなくヤツはきた。

　ん？　んんん？！　なんだこの…うわっ、こりゃダメだ！　マスクなしでは無理だ！　いや、マスクしててもダメだ！　とマスクをした上から手で押さえる。

　きた！　ヤツはきた！　忘れてた！　ウイルスや細菌におびえ、大事にしまっておいた新しいマスクをピッチリつけたとしても、こっちのほうが強力だ。これはノーマークだった。確かにそうだ。みんな食事をたらふく楽しんだ後だ。

　いや～それにしても、まったく頭になかった。来てしまった！　機内での最大の敵。それは…屁です！　今から１２時間半…屁です！

　■高嶋政宏（たかしま・まさひろ）　１９６５年１０月２９日生まれ。東京都出身。８７年、映画「トットチャンネル」で俳優デビュー。映画「ＡＩ崩壊」が公開中。また、ＣＳ旅チャンネルで「高嶋政宏の旅番長“激動！ベトナム縦断編”」も放送中。

　このロンドン旅行は５日の『ノンストップ！』（フジテレビ系）で放送予定。