チャンス大城 エリート候補から大転落人生激白　「人のせいにするな、人のためになれ」

　お笑い芸人のチャンス大城（45）が、2日放送のテレビ朝日系「しくじり先生　俺みたいになるな！！」（月曜深夜0時15分）に出演。天才なのに30年間まったく売れなかった超遅咲き芸人の大城が、エリート候補からいかに大転落人生を歩んだかを激白した。

【写真】TGCの大政絢、飯豊まりえ、新川優愛、トラウデン直美

　大城は14歳のときに吉本興業の養成所「NSC」大阪校に入学（8期生）するが、19歳で再度、同養成所に入り直した（13期生）。13期生の同期たちからは天才とあがめられ、嫉妬されるほどの才能の持ち主だったにもかかわらず、30年間ブレークとはまったく無縁。同期や後輩が先に成功していくことが受け止めきれず「売れてテレビに出ている芸人は全員、しょうもない」などと腐って開き直っていたことを打ち明けた。

　1995年、コンビでデビューしたが、2年で解散。大阪を出て東京へと進出するが、8年間で3回もコンビを解散するという苦い経験を味わった。

　さらにできちゃった結婚したものの離婚という悲劇にも直面。散々な人生に絶望して、樹海に行って自殺しようかと考えていたと当時を振り返った。しかし、同期の芸人である千原兄弟が救いの手を差し伸べ、2人がネットで配信しているトークライブへ出演することに。そのライブで、自分の「クソみたいなエピソード」をぶちまけたところ、「人生最大の爆笑」を受けた。この経験が大きな転機となり、遠回りをしたものの、初心に返ることができたと、恩人の千原兄弟に対する熱い感謝の気持ちを述べた。 授業を受ける若林正恭（左）ら 　大城は「人生なんてどうでもいい」と腐って開き直っている人々に向けて、現状からはい上がる教訓として、「人のせいにするな、人のためになれ」という言葉を贈った。

　地上波放送終了直後からは「Abemaビデオ」で、大城の授業の「完全版」をオンエア中。