ロンブー田村亮、YouTubeより地上波「大河か朝ドラ出たい」…淳と涙の復帰ライブ

引用元:スポーツ報知
ロンブー田村亮、YouTubeより地上波「大河か朝ドラ出たい」…淳と涙の復帰ライブ

 お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号が30日、東京・南青山でトークライブ「family」を開催し、闇営業問題で昨年6月から活動を休止していた田村亮(48)が復帰を果たした。ライブ後は相方の田村淳(46)と2人で会見。「迷惑をかけたところから一歩一歩、進みたい」と地上波テレビ復帰への思いを口にした。トークライブでは、ファンの大きな拍手に亮が涙を見せる場面もあった。

 この日は緊張でガチガチだったという亮。ファンの大きな拍手に涙が抑えられなかった。観覧した女性客によると冒頭、ティッシュを取りに一度奥に戻り、再度登場して謝罪したという。約2時間のライブでは謹慎期間中に何をしていたかや今後の抱負などを語り、その後の会見に備えて観客と想定問答も繰り返した。最後は「家族」と書かれた紙を観客に配って終了したという。

 会場は、半年前に謝罪会見で号泣した因縁の場所。亮は「ここじゃなくて良かったのに」と漏らしたが、淳は「再スタートはこの場所でやりたかった」と説明した。

 会見で改めて謝罪した亮は半年間、ほとんど家から出なかったという。淳に「大戸屋で飯食ってもいいだろうか」と相談するほど。闇営業騒動で全てを失った。MCを務めていたテレビ朝日系「ロンドンハーツ」(火曜・後11時15分)は今も亮不在のままだ。

 今後の仕事について、亮は「レギュラー番組に迷惑をおかけした。一つずつ向き合って一歩一歩、進みたい」と地上波復帰への思いを吐露した。途中、「(NHKの)大河か朝ドラに出たい」とジョークも交えたが、淳がすかさず「バカ野郎!」と一喝。「現場スタッフと上層部の方、スポンサーの気持ちもある。それでも地上波復帰がないとYouTubeには出さない」。前日にYouTubeに公式チャンネルを開設した宮迫博之とは対照的な姿勢を見せた。

 昨年7月の謝罪会見で、亮は吉本に「不信感しかない」と漏らした。この日は「(もう)ないです。吉本のスタッフが僕の知らないところで復帰に動いてくれていたことも知っている。大変感謝しています」。淳も「問題は(宮迫と亮の)2人がウソをついたことで会社が守れなくなったことから始まった」。宮迫が田村にウソを主導したという側面もあるが、亮は「宮迫さんを恨んでいません」と言い切った。

 亮の復帰へ動いたのは、相方のために所属事務所も設立した淳。原点回帰の思いを込め、前夜にデビュー当時の赤髪に染め直してこの日を迎えた。亮は「チャラチャラしているイメージで実際そうですけど、昔から真っすぐで男気があった」と誇らしげだった。

 ◆吉本はサポート役に

 亮の吉本との契約形態は、これまで通りのマネジメント契約から「専属エージェント契約」になる。仕事は亮が選べるようになり、吉本はあくまでサポート。日程管理などのマネジメントは淳が社長を務める「LONDONBOOTS」が行う。現在、同社の所属タレントは亮、ゆるキャラ、Vチューバーの“3人”。淳は「表では亮さんに『淳』と呼ばせますが、裏では『社長』じゃないと振り向きません」と笑っていた。

 ◆騒動の経過

 ▼19年6月7日 フライデーが宮迫、亮ら11人の闇営業を報道。

 ▼同24日 宮迫、亮ら11人が金銭授受を認め、吉本興業が謹慎処分を発表。

 ▼7月13日 吉本がタレントが受け取った報酬額を公表。宮迫は100万円、亮は50万円、他のタレントは10万円以下。

 ▼同19日 吉本が宮迫との契約解消を発表。

 ▼同20日 宮迫と亮が謝罪会見。2時間半にわたり吉本の岡本昭彦社長のパワハラなどを告発。

 ▼同22日 岡本社長らが5時間20分にわたり謝罪会見。宮迫の契約解除処分撤回を明言。

 ▼8月19日 吉本が宮迫、亮を除く芸人の復帰を決定。

 ▼20年1月10日 吉本が亮の活動再開を発表。

 ▼同13日 淳がツイッターで亮とトークライブの開催を発表。

 ▼同29日 宮迫が「YouTube」にチャンネルを設立し、謝罪動画を投稿。公式ブログも開設。

 ▼同30日 亮が淳と2人でトークライブを行い復帰。 報知新聞社