「ビッグ・リトル・ファーム」小林武史、岩合光昭、市川実和子らの感想到着

引用元:映画ナタリー
「ビッグ・リトル・ファーム」小林武史、岩合光昭、市川実和子らの感想到着

ドキュメンタリー映画「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」を鑑賞した著名人19名からコメントが到着。新たな場面写真13枚も到着した。

【動画】「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」予告編(メディアギャラリー他19件)

本作に登場するのは、愛犬トッドの鳴き声が原因で米ロサンゼルスのアパートを追い出された夫婦、ジョン・チェスターとモリー・チェスター。この映画には、2人がトッドを連れて郊外の荒れ果てた農地へ移住し、自然の厳しさに翻弄されながらも、美しいオーガニック農場を作り上げようとするさまが記録されている。写真家ロバート・ナイトのドキュメンタリー「Rock Prophecies(原題)」などを手がけたジョン・チェスターが、自ら監督を務めた。

2019年にサステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS」をオープンした音楽家の小林武史は、本作を鑑賞し「サステナブルやSDGsの言葉が溢れ出している時代、それを実感するために、僕は誰もが自然や農業に関われたり携われたりしたらいいと思う。だけれど、現実にはそうはいかないでしょ? だからこの映画があるのかもしれない。まずはこの映画を観たらいいと、本当に思う」とコメント。また動物写真家の岩合光昭は「道がわからなくなったときは、空を見上げ、風を感じ、原始を想う。清々しい顔になっていくふたりが、そう教えてくれる映画です」と、女優・モデルの市川実和子は「無駄なものなど、何ひとつない。頭の中だけで理解しようとしていた難しい言葉を、感触を、美しい映像で目の前に観せてくれた」と感想を寄せた。そのほか養老孟司、坂上忍、内田也哉子、南こうせつ、綾戸智恵、有村昆らのコメントは、以下に掲載している。

またこのたび到着した場面写真には、アプリコット・レーン・ファームの美しい自然が切り取られた。さらに、そこに暮らす豚や羊、犬の親子たちの姿も確認できる。ジョン・チェスターは「若い世代の人にもこの映画を観てほしいです。楽しい場面ばかりではありませんが、若者へのメッセージも込めて作りました。観客の皆さんに、自然との共生が無限の可能性を与えてくれる、ということが伝わればと願っています」と観客へメッセージを送った。

「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」は3月14日に東京・シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開。

■ 養老孟司(解剖学者)コメント
この作品の教訓はなんだろうか。自然にまともに付き合いなさい。
そうすればじつにさまざまなことが学べますよ。

■ 坂上忍(俳優)コメント
晩年は動物のお世話をして、人生の幕を閉じたいと考えているわたしにとって、
本作は全てのシーンが教材であり、改めて現実の困難さを知らしめてくれた
「共存のダンス」という言葉の意味を心に刻み、
これからも動物達と正面から向き合っていきたいと、強くおもいました。

■ 内田也哉子(エッセイスト)コメント
すぐには答えが出ないものを、希望を絶やさず、
じっと見守り続けることが苦手な現代人(わたし)にとって、
大切な作品との出会いになりました。
この「小さくて偉大な農場」の記録を、
世界中の学び舎で、ぜひ上映して頂きたいです!

■ 南こうせつ(シンガーソングライター)コメント
本当に美しいハーモニーを、わかりやすく感じることが出来ました。
ジョンとモリーありがとう!

■ 坂東眞理子(昭和女子大学総長)コメント
息をのむ美しさの花草、虫、木そして精一杯生きる動物達。
これは人と自然の壮大な共生と再生のドラマであり、
循環する生命への讃歌です。

■ 鎌田實(医師・作家)コメント
すべての生き物の生も死も、喜びも悲しみも、認めてくれる理想の暮らし。
信じられない程美しい農場。誠実な映画だ。すごい! 感動した。

■ 綾戸智恵(ジャズシンガー)コメント
マクロとかビーガンとかよくわからない私やのになんやこの映画は!
家族同様の動物の本能や人間の敵わない大自然の移り変わり、
私たちはその中で共存する一部やと気づいたとたん、
ラストで愛犬へ「いい子だ カヤ」ここで涙涙、涙、
えっ、なんでて、見てちょーだい。

■ 小林武史(音楽家)コメント
サステナブルやSDGsの言葉が溢れ出している時代、
それを実感するために、
僕は誰もが自然や農業に関われたり携われたりしたらいいと思う。
だけれど、現実にはそうはいかないでしょ?
だからこの映画があるのかもしれない。
まずはこの映画を観たらいいと、本当に思う。

■ 松浦弥太郎(エッセイスト)コメント
今、私たちの暮らしに足りないものは何か。
向き合いべきもの、学びべきものは何か。
そんな大切なものをいくつも知ることができました。

■ 加藤登紀子(歌手)コメント
農業は生物多様な生態系と共存できると信じた人たちの、8年間の貴重な記録!
命は美しくも、激しく、難しさでいっぱい!
でも生まれ、戦い、死によってさえ土が育つ。全ての映像に生命の躍動を感じました。

■ 岩合光昭(動物写真家)コメント
道がわからなくなったときは、空を見上げ、風を感じ、原始を想う。
清々しい顔になっていくふたりが、そう教えてくれる映画です。

■ 土井善晴(料理研究家)コメント
人間がするべきことをすれば、自然は答えてくれる。
全ての命には役目があって、美しい自然の秩序を作る。
傷ついた地球。人間唯一の住処をいたわりたいと思った。

■ 大平一枝(文筆家)コメント
90分間、心を揺さぶられ続けるのは、
人生と大地の壮大な8年間が正直に丹念に、描かれているからだ

■ 久慈浩介(南部美人 5代目蔵元)コメント
自然の美しさ、そして儚さ、協調の大切さと葛藤と戦う姿。
伝統農法こそ未来。素晴らしい言葉です。
まさに古からの歴史を持つ酒造りにも通じました。
微生物との共生無しに酒造りはありません。

■ 有村昆(映画コメンテーター)コメント
親子で見るべき一本!
無駄に見える全ての事は「サイクル」で繋がっている。
我々は自然に生かされていることを知り、子供の為にと思ってみたら、
親が勉強になる最高作!! お父さんお母さん目から鱗ですよ。

■ 四井真治(パーマカルチャーデザイナー)コメント
僕ら家族も日々の生活の中でできる堆肥を土に還し
他の生きものの多様性を増やす暮らしを行なってきた中で
命の仕組みに気づきそれを形にしてきました。
この映画はそれが正しかったんだよと言ってくれたように思い、妻は横で泣いていました。
多くの人の未来への勇気と生きる上での
進むべき方向のヒントを与えてくれる映画だと思います。

■ 野村友里(フードディレクター)コメント
これからの生き方の一つの答えが見つかる。
大自然が起こすいくつもの奇跡に心が満たされる傑作です。

■ 市川実和子(モデル・女優)コメント
無駄なものなど、何ひとつない。
頭の中だけで理解しようとしていた難しい言葉を、感触を、
美しい映像で目の前に観せてくれた。

■ 高坂勝(「次の時代を先に生きる」著者)コメント
自然はパーフェクト。故に全てをマウンティングするヒトを排除し始めた。
この映画で君は次の時代の解に近づけるか!

※高坂勝の高ははしごだかが正式表記

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