村上弘明×志田未来、⾝長差35センチの刑事コンビ誕生

引用元:オリコン
村上弘明×志田未来、⾝長差35センチの刑事コンビ誕生

 「刑事・鳴沢了」シリーズ、「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズ、「アナザーフェイス」シリーズなど、重厚で正統派のベストセラーを多数生み出している警察小説の旗手・堂場瞬一氏が手掛ける「ラストライン」シリーズが、テレビ東京によって初めてドラマ化される。“事件を呼ぶ”ベテラン刑事×新人女性刑事と共に難事件を解決していく本格推理サスペンス。俳優の村上弘明と女優の志田未来、⾝長差なんと35センチの2人がタッグを組む。

【写真】堂場瞬一氏の原作『ラストライン』(書影)

 警視庁捜査一課から所轄の南大田署に異動してきた、定年まであと10年のベテラン刑事・岩倉剛(村上)は、行く(異動する)先々で事件が起きるため、「事件の神様に好かれた男」と呼ばれている。ずば抜けた記憶力を持ち、岩倉の脳を分析しマニュアル化しようと企む警視庁のサイバー対策犯罪課に追われるほど。捜査本部は時として間違った⽅向に突っ⾛ることがあるが、岩倉はそれにいち早く気づきストップをかける、捜査のラストライン=最終防衛線の役割を担ってきた。

 演じる村上は「真実を突き止めるためひたすら全力で事件に向き合う刑事のあるべき姿を、堂場さんが願いと理想をこめて主人公岩倉剛に託した作品だと思います。岩倉の優先順位は、あくまで真実の探求と犯人の逮捕です。そのためには手段を選ばず、少々ドラスティックに法すれすれのことまでやってのけます。まさにこんな刑事がいてくれたら。早急な犯人逮捕と冤罪を失くすという一般市民の願いがこめられた作品であり、岩倉剛という人物像にその願いが集約されていると感じながら、この役に取り組みました」。

 一方、岩倉の相棒となる新人⼥性刑事・伊東彩香(志田)は、交番勤務から所轄に引き上げられたばかりの捜査の素人。捜査に慣れておらず緊張して時に舞い上がる一⽅で、岩倉より冷静な一面もあり、ズバリ自⾝の意⾒を言ったりする芯が強い部分がある。岩倉は彩香を信頼し、“相棒”と認めており、共に行動するためか事件づきし「岩倉二世を名乗ってもいい」と言われる。

 志田は「私は刑事役の経験が少ないのですが、今回は彩香も新人ということで、そこが重なればいいな、一生懸命さが出ればいいなという思いで演じました。(原作者の)堂場さんが私のお芝居を⾒て彩香にぴったりだと言っていただけことがとても光栄でうれしかったです」と、コメントしている。

 ドラマスペシャル 堂場瞬一サスペンス 『ラストライン』は、今年中に放送予定。