IKKOが20年闘っている病…克服のカギは「大丈夫」 「今考えればいい勉強だった」

IKKOが20年闘っている病…克服のカギは「大丈夫」 「今考えればいい勉強だった」

 美容家でタレントのIKKO(58)が2日放送のTBSの医療バラエティー「名医のTHE太鼓判!」(月曜後7・00)に出演、自らが39歳の時に発症したパニック障害について語った。

【写真】ピンクのキュートな猫「NEKKO」に変身したIKKO

 最初の兆候は首の強い張りだった。今までに感じた事のない不調だったため、病院に向かったが、乗った車が渋滞にはまると症状はどんどん悪化。血圧が200超まで上がり即入院となった。1週間で退院したが、電話の呼び出し音を聞いたり、ホテルに宿泊する時もエレベーターで上階に向かう時、地下に降りると呼吸困難などの症状に襲われることが続いた。

 当時IKKOは1日4~5本の仕事を掛け持ちしていたため、病院に行く暇がなかったが、このままでは仕事に支障が出る…と意を決して心療内科を訪問。そこで「パニック障害かもしれません」と告げられたという。IKKOはこの日共演した和田アキ子(69)も認める「気づかいの人」。完璧主義のため、それがストレスをため、パニック障害を発症する要因の一つとなってしまったようだ。

 パニック障害は突然訪れる恐怖感や強い不安によって、激しい動悸、めまい、呼吸困難などの発作が起き、繰り返されるという。脳から分泌されるホルモン、セロトニンが減少することが要因のひとつと言われ、患者数は24年前からおよそ10倍と急増。約100人に1人が発症するという。近年ではKing&Princeの岩橋玄樹(23)、歌手、女優として活躍する女優の大場久美子(60)、中川家の兄・剛(49)や、女優の比企理恵(54)、タレントの釈由美子(41)らもパニック障害を告白している。

 IKKOは、ある医師から「お守りをあげますね」と「大丈夫」と書いた紙をもらい「絶対に焦らないで、大丈夫、大丈夫と思ってください。気持ちを楽に持つことがすごく大切なんですよ」と言われ、その言葉で克服したという。現在はほぼ完治したが、突然の発作に備え、薬を常備「自分の技量以上のことをやろうとしちゃったのかな。今考えればいい勉強だった。絶対に焦らずに大丈夫、大丈夫ってやることが大事だったかな」と語った。