アンタッチャブル復活でお笑い関係者歓喜 気になる謹慎芸人の今後

引用元:東スポWeb

 かつての人気漫才コンビ「アンタッチャブル」が、11月29日放送のバラエティー番組「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ系)で、何の前触れもなく約10年ぶりにコンビ漫才を復活し、お笑い関係者をはじめファンの間で話題になっている。

 ザキヤマこと山崎弘也(43)と柴田英嗣(44)のコンビは、2004年の「M―1グランプリ」で優勝。当時の若手の中では人気実力ともにトップクラスとなったが、10年2月、柴田が「体調不良」を理由に活動休止。だが、その後、女性問題が報じられ、それが原因で所属事務所から謹慎させられていたことが判明した。

 以後、山崎はピンで人気者となり、仕事を増やしたが、柴田は約1年間の活動休止から復帰後もコンビでの活動はできないままになっていた。

 それが、くりぃむしちゅー有田哲平がMCを務める「全力――」で、予告なしにいきなりコンビ漫才を復活。芸人らは歓喜した。

 サンドウィッチマンの伊達みきおはブログで「お2人が昔からお世話になっている有田さんの番組で何となく復帰するという関係性が見えて、うらやましさとか、うれしくてちょっと涙出た」とつづった。

 カンニング竹山は「最高だな!」、さまぁ~ず三村マサカズは「やったな!アンタッチャブル」、武井壮は「まさか憧れのコンビ、アンタッチャブルの漫才がまた観れるとは」とツイッターで喜びを表した。

 テレビ局のバラエティー関係者も感慨深げだ。「優勝する前年、2003年のM―1で準優勝だった時のネタが今回『全力――』で披露したコンビニのネタだった。そのころから柴田が休業するころまでが、アンタッチャブルの全盛期でしたからね。当時を知るバラエティーマンは『さすがアンタ』とみんな言ってますよ」

 柴田をめぐっては、これまで大物も手を貸してきたことで知られる。「引退した島田紳助さんは休業中の柴田を心配し、電話で励ましたこともあったし、現在『志村でナイト』で共演する志村けんも、柴田のツッコミ力を認めて番組に迎え入れたことで知られる。柴田は大物にかわいがられる性格で、ただ女絡みの問題が多かったんです」(お笑い関係者)

 10年ぶりの復活で、どうしても今年、結びついてしまうのが、相次いだ芸人の謹慎、休業だ。闇営業では雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮、税務申告漏れでチュートリアルの徳井義実が表舞台から遠ざかったままだ。

「古くは淫行事件(不起訴)の極楽とんぼ・山本圭壱がいますが、彼は復帰まで10年かかった。アンタッチャブルもくしくも10年。来年には復帰するとみられる宮迫、亮、徳井がいつ、どこの局が手を上げるのかは一番の関心事。スポンサーはもちろん、世間、視聴者の反感覚悟でやらないといけないから、謹慎期間の長短も含め、判断が注目されてます」(前出のバラエティー関係者)

 アンタッチャブルの場合、10年の歳月を経ての漫才復活だけに、柴田には同情の声が多い。

 柴田はインスタグラムで有田や番組スタッフ、相方の山崎に感謝し「こんなにも待ち望んでくれてる人がいたのかと驚きと感謝でいっぱいです」と謙虚につづった。

 2人は12月8日放送の「THE MANZAI2019マスターズ」(フジテレビ系)にもコンビで出演し、新作漫才を披露する。失われた10年を取り戻しそうな勢いだ。