フジ社長、新型コロナ拡大に危機感「国難といってもいい状態です」…対策本部も設置

引用元:スポーツ報知
フジ社長、新型コロナ拡大に危機感「国難といってもいい状態です」…対策本部も設置

 フジテレビの遠藤龍之介社長(63)の定例会見が28日、東京・台場の同局で行われた。

 冒頭、同局が新型コロナウィルスの余波で観客を入れて収録する番組の観覧中止を決定したことについて聞かれた遠藤社長は「国内の感染拡大が続いており、国難といってもいい状態。報道機関として、国内の最新情報を適宜、報道していかなければならない。見えざるものへの不安感をできるだけ解消できるようにいろいろなファクトを積み重ねていきたい」と話した。

 「会社として対策を立てねばならない。18日に私を本部長とする対策本部を立ち上げました。26日から第二段階に入り、検温、入港時の手洗いの徹底、時差通勤によるテレワーク、会議の延期など進めています」と続けた。

 また、報道については報道担当の岸本一朗専務が「海外取材も必要最小限の人数で。中国、ソウルなどではテレワークなどの手段も取っています。イタリア、スペインなどでも感染対策の準備を本格化しています」とした。

 イベントについては大多亮常務が「めざましクラシックスの全4公演やミュージカル『アナスタシア』なども中止としております」と発表。編成・制作担当の石原隆取締役は「バラエティー、ドラマ制作は続けていくが、スタッフはマスクを着用、検温など義務づけ、公開収録スタイルの番組は当面の間、お客さんなしで収録しています。ドラマのロケも極力、スタッフ、キャストがそれぞれスペースを取れるようして収録しています」と明かした。 報知新聞社