新型コロナウイルスでフジテレビ社長「不要不急のイベント中止を徹底」

新型コロナウイルスでフジテレビ社長「不要不急のイベント中止を徹底」

 フジテレビの遠藤龍之介社長は28日の定例会見で、新型コロナウイルス対策について、「国難といっもいいと思いますけど、報道機関として迅速にかつ的確にお伝えしていかないといけない」と述べた。また「私を本部長とする対策本部を設けました」と報告した。

 また「全社員自宅勤務にするというわけにはいかない」とした上で、「不要不急のイベント、会議の中止を周知徹底している最中」と現状を伝えた。一部はテレワークも活用しているという。

 新型コロナウイルスを巡っては、同局でも、来週予定した4月改編番組発表などを取りやめるなどの影響が出ている。

 今月21~23日のお台場パン祭り、26日~3月10日の東芝グランドコンサート(全国8公演)を中止。

 番組制作現場では、スタッフにマスク着用などを義務づけ、バラエティー番組の一般視聴者らを集めての収録なども取りやめている。

 旅行やレジャー業界からのCMにも影響が出ているが、営業面で「大きく落ち込むような状況にはならない」(同局幹部)との見通しを示した。