中居正広のジャニーズ退社で… 独立“踏み絵”とサバイバルを迫られる他のタレントたち

引用元:夕刊フジ

 3月末でジャニーズ事務所を退社し、独立することを表明したSMAPの元メンバーでタレントの中居正広(47)。独立会見は中居の“人間力”で笑いに満ちていたが、その陰には中居の並々ならぬ決意があった。そしてそれは他のタレントにも覚悟を迫っているのだ。

 21日の記者会見は異例の会見だった。報道陣が会場に入ると、すでに中居がひとり待ち受けていたのだ。手には「フラッシュの点滅にご注意ください」と書かれたプラカードが。

 「それぐらいはひとりでできるんじゃないかと。こっちが呼んでいるのに、最後に出てくるのはどうなんだろう」と中居は明かす。新しい個人事務所にはスタッフもマネジャーもいない。これが独立への覚悟だ。

 そしてその覚悟を象徴するのが、ポケットにしのばせていた事務所創設者で元社長、故ジャニー喜多川氏(昨年7月死去)の遺骨を納めた小瓶だった。

 「ここでも中居は“神頼み”“ユー、最悪だよ”など笑いに変えていましたが、とりもなおさず自身がジャニーさんによって生み出されたタレントであるという自覚を示したのです。タモリさんが、自分を見いだしてくれた赤塚不二夫さんの葬儀で『私もあなたの数多くの作品のひとつです』と弔辞を読み上げたのと同じ心境でしょう」と放送関係者。

 「これは、もはや滝沢秀明副社長らによる新体制下のジャニーズ事務所に自身の存在理由はないという思いの表れでもあるわけです」とも。

 中居の並々ならぬ決意がうかがわれるわけだが、ジャニーさんの作品であるタレントはまだまだ事務所内に多くいる。そんなタレントたちにも決意を迫ることになるとの見方が強い。

 「今年になってデビューしたSixTONESやSnow Manのように滝沢氏は自分が目をかけてきたジャニーズJr.たちの売り出しにシフトしています。世代交代が始まっているのです。近藤真彦や東山紀之ら中枢にいる以外のベテランの域に入ったタレントたちは自分たちの力で前に進むしかないわけです」と音楽関係者。

 「中居の前には、元関ジャニ∞でも渋谷すばるや錦戸亮が相次いでやめて、自分のやりたいことを始めています。言ってみれば元SMAPの香取慎吾らも退社後に自分たちの可能性を広げています。そして、TOKIOの長瀬智也は山口達也の退社で白紙となっている音楽活動を続けるために退社する意向が強いともいわれています。さらに活動を休止する嵐のメンバーも二宮和也や松本潤も退社する可能性はゼロではないでしょう」と続ける。

 ジャニーズサバイバルはどうなっていくのか。