アウトサイダー・キュレーターとはどんな仕事? 櫛野展正が“面白人間”を紹介

引用元:TOKYO FM+
アウトサイダー・キュレーターとはどんな仕事? 櫛野展正が“面白人間”を紹介

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。2月16日(日)の放送では、アウトサイダー・キュレーターの櫛野展正(くしの・のぶまさ)さんが登場しました。

◆“原石”を見つけて、スターに

高須:櫛野さんは、収録のために広島からお越しいただきました。ありがとうございます。

櫛野:こちらこそありがとうございます。

高須:アウトサイダー・キュレーターとは、どういう仕事なんでしょうか。

櫛野:これは、僕が勝手に作った“肩書き”なんですよ。美術館にいるキュレーター、すなわち学芸員さんっているじゃないですか。美術の知識とか資格を持っていないけれど、枠の外側から、学芸員のように活動することを示しています。

(中略)

高須:キュレーターとのことですが、ご自身でアトリエをお持ちになったりするのですか?

櫛野:僕自身が何かを作っているわけではなくて、いろんな人をプロデュースしています。ある意味、放送作家に近い仕事かなと思っています。

高須:なるほど。面白い原石を見つけてきて、スターにしていく。いろんな企画を当てはめてみたりね。「アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート」という本も出されていますね。

櫛野:はい。300人以上に取材をして、世の中に紹介しています。

高須:伝わりにくいかもしれないけれど、“面白人間紹介”のようなものでしょうか。(自分も)「発明将軍ダウンタウン」という番組をやっていたのですが、その番組に出演していただいたような方がいますね。それ以外にも、絶妙に似ている顔真似を披露する方もいる。こうした人たちは、どうやって見つけてくるの?

櫛野:以前は、民放のローカル番組を全部チェックしていました。地方に行ったら、地方紙のローカル新聞もチェックしていましたね。最近は、変な言い方ですが、作品のほうから出会わせてもらっていて。偶然、ユニークな方に出会うのがめちゃくちゃ多いんですよ。

高須:偶然というと、たとえば?

櫛野:先ほど高須さんが仰っていた、顔真似を披露する人ですね。僕のギャラリーのすぐ裏で、デザイン会社をされている方です。たまたまギャラリーに遊びにきてくれて、「こういうことをしています」と言われてビックリしました。

高須:へええ!