比企理恵、40年目の『ピーターパン』にダーリング夫人役で出演「誰よりもフライング経験がある」

引用元:デビュー
比企理恵、40年目の『ピーターパン』にダーリング夫人役で出演「誰よりもフライング経験がある」

 女優の比企理恵が、8月2日から12日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)ほかで上演されるブロードウェイミュージカル『ピーターパン』にダーリング夫人役で出演することが発表された。

【写真】ウェンディ役で出演する美山加恋。

 今年は、製作であるホリプロの創業60周年の記念の年であり、また、ミュージカル『ピーターパン』の上演は40年目を迎えるという大事な節目となる公演。主人公のピーターパンを演じるのは、今回は4度目となる吉柳咲良。そしてフック船長は松平健が演じる。今回のダーリング夫人を演じる比企理恵は、『ピーターパン』日本上演2年目からウェンディとして出演し、その後ダーリング夫人も務めるなど、『ピーターパン』を良く知るベテランだ。

 比企は「『ピーターパン』は非常に縁がある作品ですが、まさかまた出演できるなんて思ってもみなかったです。40年目という記念の年に、ダーリング夫人として関わることができること、そして今回は、以前に舞台『奇跡の人』を拝見して“なんてすごい才能の持ち主なんだろう”と思った森新太郎さんの演出を受けられること、森さんから私の名前が挙がったということも聞いて、また新しいピーターパンに出会えることは、二重も三重も嬉しく感じています。そして今回の東京公演は、編曲が変わって、久しぶりの生オーケストラ演奏と聞きました。もう嬉しすぎて、やる気満々です!」と今回の出演についての喜びを語る。

 『ピーターパン』の縁について「上演2年目から6年間、(榊原)郁恵さんのピーターパンとウエンディとして共演し、その後、2000年から10年間ダーリング夫人を演じてきました。その間、ダーリング夫人と共にジェーンも演じさせていただいた時もあり、ピーターパンに関わった誰よりもフライング経験があるのかな…(笑)。何人ものピーターパンと共演することができたこと、出演していない時は、ほぼ毎年、観劇していたので何人もピーターパンを見てきたことが、今回、役に立つといいなと思います」とこれまでの出演の歴史に想いを馳せる。

 そして「咲良さん、美山さん、宮澤(佐江)さんとは、初共演です。松平さんとは舞台で共演させていただき、マツケンサンバも踊らせて頂いた経験があります (笑)。今回は夫婦として共演できることは楽しみにしています」と共演者について語り、「どの劇場でも、最後のカーテンコールのピーターパンが飛ぶ時に、お客様の嬉しそうな顔を見ることができるんです。ああ、本当に演じていてよかったなあと思ってきました。今回もいろいろな劇場で届けられることは楽しみですし、これからもいろいろなところで上演してほしい作品です」と改めて今作への想いを語った。

 なお、23日で出演全キャストが発表された。新たに発表されたウェンディ役の美山加恋は、新演出家の森新太郎が、美山の様々な映像を目にするなかで、熱烈なオファーを出したという。また海賊役の笠原竜司、ナナ役の三浦莉奈は昨年からの続投、そのほかの海賊・インディアン・ジョン・マイケル役は演出の森をはじめとするスタッフがオーディションによって選出した。

ピーターパン:吉柳咲良 フック船長・ダーリング氏:松平 健/ウェンディ:美山加恋 ダーリング夫人 :比企理恵 タイガー・リリー:宮澤佐江

海賊:駒井健介 笠原竜司 石井雅登 尾関陸 當間ローズ 冨永 竜
迷子:石川鈴菜 大熊杏優 澤田美紀 中野 歩 なづ季澪 松崎美風
インディアン:井上弥子 加藤翔多郎 小石川茉莉愛 佐藤アンドレア 澤村 亮 仲野泰平 深瀬友梨 渡辺崇人
ジョン:津山晄士朗 マイケル:遠藤希子(Wキャスト) 君塚瑠華(Wキャスト) 
ナナ:三浦莉奈