立川晴の輔、前座時代は「年収は14万円」昨年は円楽代打で「笑点」大喜利メンバーに抜てき

引用元:スポーツ報知
立川晴の輔、前座時代は「年収は14万円」昨年は円楽代打で「笑点」大喜利メンバーに抜てき

 落語家・立川晴の輔(47)が13日、東京・紀伊国屋書店新宿本店でマネー絵本「おかねをかせぐ!」「おかねをつかう!」(岩崎書店)の発売記念イベントに出席し、落語を口演した。

 同作品の翻訳を担当した公認会計士・田中靖博さん(56)と親交があり、約30人の親子連れを前にトークショーを行った。タイトルにちなみ「私は『おかねが欲しい』という本を出したい」と笑わせた。師匠・立川志の輔(65)に入門した当初は「年収が14万円、半分はお年玉だった」と修業中の“お財布事情”を明かした。「落語は弱い者が知恵を絞って明るく生きていく。落語をやりながら救われることがある」と話して、「初天神」を演じた。

 昨年9月15日には脳腫瘍で療養中の三遊亭円楽(69)の代打として日テレ系演芸番組「笑点」(日曜・後5時半)の大喜利メンバーを務めた。大師匠での立川談志さんは初代司会者として、1969年まで同番組に出演。50年ぶりの立川流の落語家の出演として話題を集めた。出演が決まり、談志さんの墓前に報告。師匠・志の輔からは「すごいことだから、しっかりやってこい」と背中を押された。

 レギュラーメンバーと並んで座り「日本代表の席にJ2の選手がいるようなもの」と話ながらも、「メンバーの先輩方にやさしく包み込んでもらい助けてもらいました」と笑点メンバーのチームワークを改めて感じたという。さらに反響の大きさに「『見ましたよ』とすごい言われました。人生最大の親孝行ですね」。

 13年12月に真打ち昇進、成長著しい若手真打ちは「1つ1つ感謝の気持ちを持って取り組んでいきます」と今年も真剣に落語と向き合う。 報知新聞社