武田梨奈、憧れの武田鉄矢との共演に号泣 ”生活感がある”と誉められ「本当に嬉しい」と感激

引用元:デビュー
武田梨奈、憧れの武田鉄矢との共演に号泣 

 女優の武田梨奈が20日、都内で行われたBSテレ東の主演ドラマ『ワカコ酒 Season5』(4月6日スタート 毎週月曜 深夜0:00~)の記者会見に出席した。

【写真】腕がプルプルした状態で飲むビールが好きと明かす武田梨奈

 本作は、武田梨奈が演じる「酒呑みの舌」を持って生まれたOL・村崎ワカコ(26歳)が様々な酒場をさすらい、女ひとり酒を堪能するドラマシリーズ。累計240万部(紙・電子合計/既刊13巻)を超える新久千映の「ワカコ酒」(月刊コミックゼノン連載中)を原作とし、ドラマシリーズは本作で5作目を迎える。

 シリーズ5作目を迎えることに対し、武田梨奈は「ドラマがこのように長く続くというのは本当にありがたいこと。私たちの力ではどうにもならないことですし、みなさんが観てくださってこうやって続くんだなと改めて実感していて、感謝の気持ちでいっぱいです」と作品への想いを明かす。

 第1シーズンを撮影していた当時は、お酒をほとんど飲めなかったという武田梨奈だが、今では一人でスナック通いをしているそうで、「Barとかのほうが緊張しちゃうんです。でも、スナックはわりと一人で来ている人も多いですし、近所のおじさまと一緒に飲んだりしていて。みなさん、娘のように可愛がってくださって、一緒にデュエットを歌わせていただいたりもしています」とニッコリ。スナック通いは役作りにも活かされたようで、「今まではけっこう正統派な感じで演じていたのですが、スナックや居酒屋とか、一人で酒場に行っていると、いろんな方に出会って、いろいろとアドバイスをいただいたりして。今回はそういうものを取り入れられたりしたので、より一人呑みが合う女の子になれたんじゃないかなと思います」とコメント。

 また、「稽古後に、ジョッキを持つ手がプルプルする中で飲むビールが好き」とハニカミながら告白。「最近は稽古のあとに焼肉屋さんに行くのが定番で、ずっと焼肉とビールを飲んでいます」と述べ、「でも、自分の中でルールがあって。ジョッキを持つ腕がプルプル震えないようだったビールは飲まずに、ウーロンハイか焼酎にすると決めていて。腕がプルプル震えるくらい稽古を頑張ったらビールを飲むようにしています。『今日はダメだな。腕が震えないな』とか、今ではその状態がわかるんです」とストイックな一面をのぞかせた。

 今シーズンでは、原作コミックス「ワカコ酒」のスピンオフ作品として連載中の「大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店」を初実写化。5月11日放送の第6話では、「大衆酒場若尾』の店主・下戸の料理人ワカオ役を武田鉄矢が演じることが決定。小学生の頃から大ファンで、海援隊のコンサートにも行ったことがあるという武田梨奈は、「最初に武田鉄矢さんにオファーをしたとプロデューサーさんから聞いたときは、あまり信じていなくて…。(出演の話が)無くなったらショックだし、撮影日まで期待しないようにしようと思っていて。でも、実際に現場に行ったら、武田鉄矢さんがいらっしゃいまして…。まさか自分の初めての主演のドラマにこうやって武田鉄矢さんがゲストで出演してくださるというのが夢のようだし、ご褒美のだらけのシーズンでした」と話しつつ、「ただ、撮影ではとにかく緊張しないようにしました。憧れの人ではありますが、だからといって、ワカコが緊張しながら居るのはおかしいですし、終わるまでピチッとしてようと心がけていました」と撮影では平常心を保っていたという。

 そして、「2日間ご一緒させていただいたんですが、まったく目が合うことがなく、言葉を交わすこともなくて。でも、最後の最後に『人見知りだから、ぜんぜん話せなくてごめんね』と声をかけてくださって、その瞬間に全身の力が抜けました」と述べ、さらに「撮影が終わって、集合写真を撮り終わった後に、わーって号泣してしまって。でも、パッと前を見たら、プロデューサーさんやメイクさんも号泣されていて、みんなさんももらい泣きしていました」と明かした。

 会見の中盤では、武田鉄矢の動画コメントもあり、武田梨奈の印象について「彼女を見ていて思ったけど、このドラマ自体、良い人を選んでいるなと。何が良い人かというと、彼女は暮らしの匂いがするというか、生活感がある。そういう人がドラマの中にいるというのはとても大事なこと」と称賛し、「チャンスがあればもっともっと頑張ってほしいなと、いちファンとして心から祈っております」とメッセージが送られた。

 それに対し、武田梨奈は「本当に嬉しいです」と言葉を詰まらせながら、「自分の中でコンプレックスがたくさんあって。同世代の女優さんはすごくキラキラしていて、芸能界ってこういうところなんだって思うことがいっぱいあるのですが、”生活感がある”とか”暮らしが見える”と誉めてくださったことがすごく嬉しいです。これからもスナックとかにいっぱい行こうって思いました!」と喜びを噛み締める。さらに、”生活感がある”という部分に関して、「女優さんの中には車移動の方もいると思いますが、私はずっと電車やバスを使っていて。『まだ電車に乗っているの?』とよく言われるのですが、でも、それって私の中では大切なことだと思っていて。電車やバスはいろんな方に出会える場所でもあるんです」と語り、「お芝居をしていく中で、私はそういう”普通の女性”でありたいなという気持ちがあるので、いつか車移動になったとしても、休みの日は電車やバスで移動したいなと思います」と打ち明けた。

 この日の会見には、同ドラマのオープニングテーマ『スロウナイト』を歌う蒼山幸子も登壇した。

【番組概要】
『ワカコ酒 Season5』
2020年4月6日(月)スタート 毎週月曜深夜0時
BSテレ東 BS7ch<全国無料放送>
BSテレ東4K 4K7ch<全国無料放送>

原作:新久千映「ワカコ酒」(月刊コミックゼノン)
出演:武田梨奈 ほか
監督:久万真路、湯浅弘章、岩渕崇、片桐健滋、若林将平
脚本:阿相クミコ、女里山桃花
プロデューサー:小林教子(テレビ東京)、湊谷恭史(ザフール)、石井光雄(エムロックス)
制作:BSテレ東/ザフール
製作・著作:2020「ワカコ酒5」製作委員会

◆INTRODUCTION
今日もしあわせひとり酒。村崎ワカコは酒と料理が何より大好きな26歳。偶然見つけた店でも、勇気を出して一歩足を踏み入れる呑兵衛女子である。ワカコは職場での出来事に想いを巡らせたり、他のお客さんたちの会話に耳を傾けたりしながら、酒場での独り呑みの楽しみを満喫している。 時にはこれと決めた料理と酒に舌鼓をうち、時にはまったりと旬の料理とお酒を嗜み―そんなワカコの酒との付き合いを優しく見守る友人や会社の同僚、行きつけの店「逢楽」の大将ら、周りの人々。酒と料理がぴったりと合わさった刹那、全身が高揚感に包まれた彼女の口からは、思わず「ぷしゅー」と吐息が漏れる。ワカコ、至福の瞬間である。

公式HP https://www.bs-tvtokyo.co.jp/wakako_zake/
公式Twitter @wakakozake_tv