ジェニーハイ、初のツアーファイナルにアイナ・ジ・エンド登場 即興曲作りコーナーで迷曲仕上がる

引用元:オリコン
ジェニーハイ、初のツアーファイナルにアイナ・ジ・エンド登場 即興曲作りコーナーで迷曲仕上がる

 吉本新喜劇座長の小籔千豊、野性爆弾のくっきー!、tricotの中嶋イッキュウ、ゲスの極み乙女の川谷絵音、現代音楽作曲家の新垣隆という個性派の超豪華メンバーが集結したバンド・ジェニーハイが18日、東京・お台場のZepp Divercity Tokyoで『ONEMAN TOUR 2020「みんなのジェニー」』のツアーファイナルを開催した。

【ライブ写真】ゲストとして登場したBiSHのアイナ・ジ・エンド

 ジェニーハイとしては初のライブツアーは大阪、名古屋、東京と巡った。オープニング漫才として天竺鼠が当時し、会場は熱狂の渦に。ライブは川谷、新垣、クッキー、イッキュウ、小籔とラップで繋いでいく「ジェニーハイのテーマ」からスタート。5人がステージにそろい「そう、俺らがジェニーハイだ」と歌えば、一体感に包まれた。川谷は「ツアーファイナルですよ。みなさん行けますか?」とコール&レスポンス。大きな歓声が返ってきたが「まだ3本目ですけど」とオチをつけて笑わせた。

 ライブ中盤には即興曲作りコーナーも実施。「上京」「細木数子」をテーマにイッキュウが18歳の細木数子が上京するかを悩むという歌を作り上げたが、くっきーが「オールバックをジェルで固めて~」と“乱入”し、会場は大爆笑だった。2曲目は「柴田理恵」「眠た~い」がお題に。コーナーMCを務めた天竺鼠の川原克己は自身のギャグが使われたことに困惑しながらも「夜の柴田理恵になりますけど大丈夫ですか」と返す。そして、イッキュウが見事な即興でソングを作詞したが再びくっきーが飛び入りし、川谷が「もうやめよう…」と呆れていた。

 最後は「納豆」「キュウリ」「赤点」という3つのお題に。川谷が「納豆にオシャレなコードつけるの嫌だな」とボヤきながらも、聞き入るようなメロディーラインを作り上げた。しかし、イッキュウがしっとりとした歌を歌う中、もやはおなじみのくっきーの参加で「納豆」と「キュウリ」のコール合戦が発生し、コーナーは終焉した。

 終盤に差し掛かると、イッキュウが特別ゲストがいることを告げながら、連れてきたのはアイナ・ジ・エンドの書き割り。観客から無念の声が漏れると「ちょっと待って~」とアイナ・ジ・エンドの本物が参戦した。ジェニーハイのリハーサルを客席から見ていたそうで「こんなカッコいいんだと思って、どんどん緊張しちゃって…。でも、ライブが始まると、いつもの面白い皆さん。こんなステキなバンドはいないと思います。光栄です」と胸のうちを明かすと、くっきーは「エエ子やなぁ。あとで、おそうめん茹でたるわ!」とにっこり。一方の川谷は「5回目ぐらいですかね」とアイナとのコラボの回数を振り返ったが、実際は4回目でメンバーからツッコミが。「すみません…」と苦笑いを浮かべる川谷だった。

 そして、アイナも含めて「不便な可愛げ」を歌唱。そのままデビュー曲「片目で異常に恋してる」た畳み掛けてフィナーレ。アンコールでは新曲の「ジェニーハイボックス」も歌い、初のツアーを締めくくっていた。

■『ONEMAN TOUR 2020「みんなのジェニー」』セットリスト
01.ジェニーハイのテーマ
02.愛しのジェニー
03.ランデブーに逃避行
04.ダイエッター典子
05.強がりと弱虫
06.ヘチマラップ
07.バレンタイン逃亡
~即興曲作りコーナー~
08.グータラ節
09.シャミナ
10.プリマドンナ
11.東京は雨
12.良いんだって
13.ジェニーハイラプソディー
14.不便な可愛げ feat.アイナ・ジ・エンド(BiSH)
15.片目で異常に恋してる
EN1.ジェニーハイボックス
EN2.まるで幸せ