本日91歳『ホドロフスキーのサイコマジック』予告編&河村康輔のビジュアル

引用元:CINRA.NET
本日91歳『ホドロフスキーのサイコマジック』予告編&河村康輔のビジュアル

アレハンドロ・ホドロフスキー監督の新作映画『ホドロフスキーのサイコマジック』の予告編とビジュアルが公開された。

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本日2月17日に91歳の誕生日を迎えたアレハンドロ・ホドロフスキー監督。4月24日から公開される同作は、ホドロフスキー監督の映像表現がどのように「サイコマジック」という技法によって貫かれているかを解き明かすもので、実際に彼のもとに訪れた10組の相談者たちが出演し、「サイコマジック」がどのように実践され、作用しているのかを映し出している。ホドロフスキー監督が考案した心理療法「サイコマジック」はアートとしてのアプローチから生まれたセラピーで、言葉ではなく行為で人々の無意識に訴えかけ、遮るものを解き放ち、癒しを行なうという。

予告編ではカボチャの上に家族の写真を乗せた男性が「俺の話をきけ!」と声を荒げながらハンマーを振り下ろす様や、「痛めつけられた身体を土に返します」という言葉と共に土の中に埋められる男性の姿、全身を金色に塗った男性が「それが言葉だ、苦しまないで」と発言する場面、ホドロフスキー監督の「全ては無意識の中にある、でも現実の言葉で無意識は説明できない。夢の言語を話すには根拠が必要です」という言葉、女性とホドロフスキー監督が立つ舞台の前で多くの観衆が片手を上げる様子などが確認できるほか、「ホドロフスキーの映画は全て“サイコマジック”だった」というコピーが使用されている。

ビジュアルは河村康輔が手掛けたもの。ホドロフスキー監督の過去作品の場面写真や監督のポートレートが使用されており、「言葉を超越した癒し 究極の映画体験――」というコピーがあしらわれている。

■アレハンドロ・ホドロフスキー監督のコメント
私にとっては、サイコマジックはアートである。
惜しみなく与えることは歓びのためにやっているんだ。
私は、グルでもないし、医者でもない。アーティストだ。
アートが人を癒すことができると証明しようとしているんだ。 CINRA.NET