木村拓哉 “人生”について考える「凪いだ状態がずっと続いたら気持ち悪い」

引用元:TOKYO FM+
木村拓哉 “人生”について考える「凪いだ状態がずっと続いたら気持ち悪い」

木村拓哉が親交のあるゲストを迎え、人生をしなやかに生きていく様や、ゲストの秘めた魅力や強さに迫るTOKYO FMの番組「木村拓哉 Flow supported by GYAO!」。2月のゲストには、フォトグラファーで映画監督の蜷川実花さんが登場。2月16日(日)の放送では、リスナーからのメッセージに答えたほか、実花さんにとっての“人生の1曲”を教えてもらいました。

◆大変なことも含めて“楽しむ”

<リスナーからのメッセージ>
「今まで受験勉強をしてきましたが、最近疲れてきてしまい、読書が好きなので本を読み始めました。ここで、人生について考え始めるきっかけになった本と出会い、“なぜ人は生きるの?”“何のために生きているの?”など、考えても答えがないようなことを常に考えてしまうようになりました。木村さんは、『何のために生きているの?』と質問されたら、どう答えますか?」(18歳 男性)

このメッセージに、まず実花さんが「例えば、誰かと付き合っても、別れるかもしれないし、これをやっても上手くいかないかもしれないし……とか。ついつい結果だけにフォーカスしちゃうけれど、そこにいくまでの道のりこそが重要なんじゃないかと最近思っていて。

もちろん、結果が良くないといけない勝負どきもあるんだけど、基本的には、全部繋がっていることだから、今悩んでいることも含めて、それが“生きているということ”。最終地点だけじゃなくて、そこに行くまでに、大変なことも含めて“楽しむこと”なのかも」とアドバイス。

さらには、「何事も起きないで、“凪いだような状態”ってあるじゃない? いろいろな人から否定されたり、何かを言われたりしてでも、やりたいことだったり、とてつもなく幸福な瞬間があったりするのが好きかな」と話します。

これに木村は、「“凪っている”って、景色としては“ワォ!”っていう感じだけど、それは“瞬間”だからいいんだよね。凪いだ状態がず~っと続いたら気持ち悪いと思う。1日の一瞬だけ、凪っていて、波や風が1つない海の上なのに、蝶が飛んでいるっていう……その瞬間がモーメントとしてあるから“ワォ!”ってなる。でも、それを常に求めちゃうとつまんねぇかなって」

このコメントに実花さんが、「日本(の芸能界で)で1番風圧が高いところにいるじゃない(笑)?」と木村に話を振ると、「だから、その風圧を使って“発電”しないとね。ただ強風に耐えるだけだと、(体が)もたないなと思って……“発電できるな”と思って、最近は発電に変えていますけどね」と気の持ちようを説明。これを受けて、実花さんが「そう、その発想だね。いや~光輝いていますよ」と笑うと、木村は「ぜひ試してみてください」と呼びかけていました。