NHKの看板女子アナ続々…結婚ラッシュのタネを明かす

NHKの看板女子アナ続々…結婚ラッシュのタネを明かす

【テレビが10倍面白くなるコラム】

 今年、NHKは女性アナウンサーの慶事ラッシュだった。先日も井上あさひ(ニュースきょう一日)が、左手薬指にきらりと光る指輪をはめて出演、結婚したことをそれとなく報告した。2月には和久田麻由子(おはよう日本)が、早稲田大学競走部の元選手で2011年の箱根駅伝の5区山登りを走った猪俣英希と結婚。雨宮萌果(あさイチ)も篠山輝信と1月に入籍した。

「ニュース7」のキャスターだった鈴木奈穂子は5月に出産。「うたコン」の小郷知子は10月から、「あさイチ」のリポーター千葉美乃梨は11月から産休に入った。

 去年も、保里小百合(おはよう日本)、寺門亜衣子(元ニュース845)、荒木美和(NHKジャーナル)らが結婚している。

 NHKの女性アナやリポーターの結婚、出産が続いているのには、ある理由がある。働き方改革だ。NHKは女性記者の過労死を受けて、2017年12月に「NHKグループ働き方改革宣言」を発表した。原則として、スタジオ収録は22時まで。放送期間が長い「大河ドラマ」「連続テレビ小説」の制作は21時までに終了し、地方放送局の泊まり勤務もなくなった。

 それに伴って、番組司会やナレーションの収録が深夜になることも少なくなかったアナウンサーたちも、少しは時間の余裕ができて、結婚や出産を考えられるようになったのだ。

「それまでは、スーパー女子アナの有働由美子さんなんかは、いつ寝て、いつ飲みに行ってるのかと不思議になるほど働きづめでしたからね。いまはライフワークバランスが合言葉なので、時間外勤務も調整してくれるようです。女子アナたちの間では、デートが増えて結婚話が進んだり、これなら子育てができるね、ということになっているんじゃないでしょうか」(NHKの番組を担当している構成作家)

 となると、来年もNHK女性アナの結婚は続きそうである。赤木野々花(ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!)、林田理沙(ブラタモリ)、上原光紀(ニュース7)、近江友里恵(あさイチ)あたりはそろそろか。桑子真帆(ニュースウオッチ9)の再婚だってあるかもしれない。

 また、今年結婚したアナ、ベテランアナの第2子、第3子の産休も増えそうだ。

(コラムニスト・海原かみな)