人力舎とタイタンの“養成学校”が対抗戦 業界関係者も絶賛「いつか一緒に仕事したい」

引用元:オリコン
人力舎とタイタンの“養成学校”が対抗戦 業界関係者も絶賛「いつか一緒に仕事したい」

 『スクールJCA VS タイタンの学校 対抗戦~選抜 5vs5ネタバトル!!~』が16日、東京・スタジオスペース新宿御苑にて行われた。

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 関東地方初のお笑い養成学校としてプロダクション人力舎が開校し、20年以上多くのお笑い芸人を輩出してきたスクールJCA(以下、JCA)。一方、2018年10月に開校し現在2期目に入っている新参のタイタンの学校(以下、TCC)が5対5の団体戦を実施した。

 対抗戦の審査員は、ニッポン放送の石井玄チーフディレクター、TBSテレビの高柳健人プロデューサー、テレビブロス編集長の篠崎司氏、MCはウエストランドが担当。先鋒戦は、世の中の問題をピックアップしながらあるあるネタをフリップ芸にする「笠生大収穫祭」(TCC)と、俳優としての経験を活かし、緊張と緩和を上手く取り入れたコント芸人の「のりたまり」(JCA)の対戦となった。

 次鋒戦は、マイク1本で独特の世界観を展開するピン漫談の「晴崎ヒーロー」(TCC)と、そのマイクスタンドを恋人に見立て、青春時代をドラマ仕立てに展開する、「有村」(JCA)。中堅戦は、ギャグを独特な設定で連発させ披露するピン芸人の「阿部物語」(TCC)と、鹿児島弁を武器にした笑いでたたみ込む漫才の女性コンビ「サービスエリア」(JCA)だった。

 前半戦が終了し、審査員からもそれぞれの課題の的確な指摘がありながら、レベルの高さに一同も驚き。後半戦へと突入し、副将戦は死後の世界という設定でのコントを披露した「ノーテクノロジー」(JCA)と、映画館で静かにするという常識のマナーを、映画によっては全く逆があり得ることを笑いにする「土岡哲朗」(TCC)の対戦で、大将戦は、テンポの良い漫才の「アカメロン」(JCA)と、「アクアキャンディー」(TCC)だった。

 審査員はどの芸人も独創的な設定の面白さや、ネタの構成の完成度など、プロ顔負けであると評価し「エンディングトークなどのフリートークにも非常に強い方達を見れて、いつか一緒に仕事をしたいと思えた」と総評を語った。勝敗は3対2でTCCの勝利に終わったが、それぞれの養成所の特徴が出た、僅差の好勝負となった。