オスカー主演男優賞、ホアキン・フェニックスの次回作詳細が明らかに

引用元:映画.com
オスカー主演男優賞、ホアキン・フェニックスの次回作詳細が明らかに

 [映画.com ニュース] 第92回アカデミー賞で主演男優賞に輝いたホアキン・フェニックスが主演する次回作の詳細が明らかになった。米Deadlineが独占で報じている。

 「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を描く「ジョーカー」で、4度目のノミネートにして念願の初オスカーを手にしたフェニックスの次回作は、「20センチュリー・ウーマン」「人生はビギナーズ」のマイク・ミルズ監督によるタイトル未定の新作映画。ある事情から、ませた甥(おい)の世話を押しつけられた芸術家が、ふたりでアメリカ横断の旅を続けるうち、思いもよらない絆を育んでいくという物語。甥の父親が双極性障害を患っているという設定から、「ジョーカー」に続き再び精神疾患をテーマのひとつに掲げた作品になる模様だ。

 「ムーンライト」「レディ・バード」など次々と話題作を世に放っている気鋭のスタジオA24製作のもと、チェルシー・バーナード(「ブックスマート」)、リラ・ヤコブ(「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」)、アンドレア・ロングエーカー=ホワイトがプロデューサー、「女王陛下のお気に入り」「マリッジ・ストーリー」のロビー・ライアンが撮影監督を務める。

 キャストにはフェニックスのほか、大ヒットドラマ「トランスペアレント」のアリ役で知られるギャビー・ホフマン、英人気ドラマ「風の勇士ポルダーク」のウッディ・ノーマン、ケネス・キント・ブリアンら個性豊かな俳優陣が結集する。また、シンプルなロードムービーを想像させるあらすじながら、ピーター・ジャクソン監督率いる世界屈指のVFX制作会社「WETAデジタル」が視覚効果を担当している点にも注目だ。

 本作は、米ニューオリンズにてすでにクランクアップを迎えており、2020年末の全米公開を目指している。