水面上の殴り合い 男性4人の対戦で浮かぶのは誰だ、沈むのは誰だ/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES
水面上の殴り合い 男性4人の対戦で浮かぶのは誰だ、沈むのは誰だ/麻雀・Mリーグ

 Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、2月13日1回戦に出場する4選手を発表した。この日は、セミファイナル進出圏内であるリーグ2、4、5、6位のチームによる顔合わせ。脱落となる7位以下にならないために、まさに水面上の殴り合いといった様相になっている。

【中継映像】セミファイナル進出争いが激化 思惑が交錯する4チームの戦い

 現在リーグ2位のKADOKAWAサクラナイツ。内川幸太郎(連盟)の役割は、確実にプラスポイントを積み上げながら、セミファイナル進出争いのターゲットから外れることだ。終盤に近づくほど、リーグ6位と7位の境界線から遠く離れたチームは、戦いから度外視され始める。下から追い上げてくるチームのターゲットにならないためには、プラスを積みかねてリードを広げる必要がある。

 わずかなプラスでリーグ4位と踏ん張る渋谷ABEMASだが、大きなラスを立て続けに引こうものなら、一気に窮地に陥る。トップラスで簡単に100ポイント差が詰まるルールだけに、1日2試合を考えれば、意識したいのは200ポイント差。白鳥翔(連盟)が目指すのも、この数字になる。

 リーグ5位と試練が続くTEAM雷電。「魅せる麻雀」筆頭の萩原聖人(連盟)が調子を落としている分、カバーしながら1つでも順位を上げたいところだ。初戦を任された瀬戸熊直樹(連盟)は昨期、屈辱を味わった一人。正念場を任せる選手としては、うってつけだ。

 沈みそうで沈みきらないU-NEXT Piratesからは、勝ち頭のエース・小林剛(麻将連合)が登場。リーグ順位は6位だけに、7位の赤坂ドリブンズ、8位のEX風林火山からは明確に狙われる立場にある。トップ1回で4位、さらには3位まで浮上できるだけに、目先の目標にならないためのトップを取りに行く。

【2月13日1回戦】

KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟) 個人15位 ▲39.3
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟) 個人5位 +165.2
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人6位 +145.4
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合) 個人7位 +83.7

【2月11日終了時点での成績】

1位 セガサミーフェニックス +413.3(74/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +117.9(74/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +45.4(74/90)
4位 渋谷ABEMAS +12.2(74/90)
5位 TEAM雷電 ▲0.6(74/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲24.6(74/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲244.1(74/90)
8位 EX風林火山 ▲339.5(74/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。