芳村真理が「生島企画」入り 初の80代タレント

引用元:スポーツ報知
芳村真理が「生島企画」入り 初の80代タレント

 タレントの芳村真理(84)が11日、フリーアナウンサー・生島ヒロシ(69)が会長を務める「生島企画室」入りした。80代のタレントは初だ。

 芳村は“女性司会者の草分け的存在”として知られ、フジテレビ系「夜のヒットスタジオ」やTBS系「料理天国」などで人気を集めた。「日本の女性タレントで一番最初にミニスカートをはいた」とも言われる。

 デビューして60年以上、個人事務所で活動し芸能プロダクションに所属してこなかったが「生島さんの元気な姿を見て、ご一緒させていただきたいと思いました。私にとって100歳は通過点ですから」と門をたたいた。

 夫は実業家の大伴昭さんで、日本ポラロイドやカルティエ・ジャパンの社長を歴任。2009年に「家族性アルツハイマー」と告げられ、18年12月に亡くなった。介護生活は約10年に及び「最期は穏やかでした。認知症って病気はいろいろなことを忘れていくんですから…神様のプレゼント。良かったなと思っています」と振り返る。偶然、生島も義母の認知症介護をエッセイ「おばあちゃま、壊れちゃったの?」で書いている。今後はタレント活動に加え講演会、執筆活動を行う。

 浅野温子(58)、フリーアナウンサー小林麻耶(40)、タレントの優木まおみ(39)、朝比奈彩(26)から、せんだみつお(72)、田淵幸一(73)ら多ジャンルの100人近いタレントが所属する生島企画で最高齢タレントとなる。

 ◆芳村 真理(よしむら・まり)1935年4月3日、東京都世田谷区出身。84歳。東京都立西高等学校卒業後、都内のデパート勤務を経て1950年代後半には人気ファッションモデルとして活躍。1960年代には映画「霧ある情事」「黄色いさくらんぼ」「喜劇駅前シリーズ」など約80本の映画に出演したが、その後司会業に転進。「小川宏ショー」「夜のヒットスタジオ」「新春かくし芸大会」(以上、フジテレビ)などの司会者として知られ、「男性がメイン」「女性はアシスタント」という概念を覆す。生島とは「料理天国」(TBS)で共演した。現在は山村と都会の暮らしを結び、次世代の人々により良い環境を手渡したいと言うNPO法人「MORI MORIネットワーク」の副代表をつとめている。血液型AB。 報知新聞社