不祥事を起こした芸能人はどうあるべき?橋下氏「地上波ではないところではどんどん復帰を」

引用元:AbemaTIMES
不祥事を起こした芸能人はどうあるべき?橋下氏「地上波ではないところではどんどん復帰を」

 相次ぐ芸能人の不祥事。その復帰時期についても様々な意見が飛び交っている。3月5日のAbemaTV『NewsBAR橋下』で、フリーアナウンサーの神田愛花が疑問に思っていることについて橋下徹氏に質問し、議論を深めた。

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 神田は「ここ数年の芸能人の不祥事で、例えば、確定申告、不倫、闇営業などで活動を自粛される方がいる。覚せい剤などの犯罪はもってのほかだし、被害者の方がいる時はある程度の自粛も当然だと思う。ただ、当事者が“もういいよ”と思っていても一般の方々は厳しいご意見を持たれているし、自粛期間が長いんじゃないかと私は感じる時がある。芸能人は“芸の能力がある人”だが、ちょっとそういう得意分野が飛び抜けている方の集まりだからこそ、面白いエンターテインメントが作れるのではないかとおもう。しかし視聴者の方々の中が、そういう夢見る世界のことも期待しながら、普通のことも当たり前にやって当然でしょと求めすぎてしまうと、芸能界にいる人が本当に普通の方ばかりなってしまうのではないか。ただ、確かにテレビは子どもたちの憧れの場でもあるので、親の側としては、なんて言ったらいいのか分からない。“やってもまた活躍できるよ”と言うしかなくなってしまうので難しい」と疑問を呈する。

 すると橋下氏は「僕は犯罪全般について、罰を受けたら早期に社会復帰すべきだという考えだから、こういう問題ではいつも妻に怒られてしまう。“もう1回、同じ事件を起こしたらどうするのか”ということだ。弁護士として綺麗事を言っているのかも分からないが、殺人犯でも罰を受けたら社会復帰させよう、それが最終的に社会のためになるというのが僕らの立場だ。たしかに被害者の方には本当に申し訳ないし、補償もちゃんとしなければならないが、裁判で決められた罰をちゃんと受けた後に、復帰というものがなかったら、その人はどうするのかと。執行猶予がついた場合も、それが終われば復帰が大原則だ。ただ、テレビだけは別だ。民放のテレビは公共の電波で、免許を受けた放送局がある意味で特権的にやっていること。ここに何でもかんでも復帰して出てくるというのはちょっと違うのかなと思う。そうではなく、コンサートや舞台など、お金を払ってくれる人がいるところでの仕事はいいと思う。だからテレビでもスカパーやBS、あるいはNetflixやAmazon、YouTubeなど、公共の電波ではないところでどんどん復帰してもらいたいと思う」と語っていた。(AbemaTV/『NewsBAR橋下』より)