小顔で“映画映え”…真木よう子&キャッツヒロイン

引用元:日刊スポーツ
小顔で“映画映え”…真木よう子&キャッツヒロイン

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

映画の完成披露試写会では、複数の女優が舞台に上がることが多い。いわば「美を競う」フォトセッションでは「できれば隣に立ちたくない人」がいるらしい。

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映画関係者が「最近、隣に立ちたくないと言われるのは真木よう子さんですね」とこっそり明かしてくれた。顔の小さな女優は多いが、彼女の場合はひときわだ。人間の眼はどうしても相対的にものを見るから隣に立った人はどうしても顔が大きく見え、プロポーションも実体よりぼんやりとした感じになってしまう。

だから、真木と並ぶときは微妙に離れたり、立ち位置を後ろにずらすなど、工夫を凝らす人もいるそうだ。

そんなことを思い出したのは英米合作映画「キャッツ」(公開中)のヒロイン、フランチェスカ・ヘイワード(27)をインタビューする機会があったからだ。間近に見た彼女の顔はソフトボール大。そのプロポーションはバービー人形を思い出させた。

英ロイヤル・バレエ団のプリンシパル(トップ・ダンサー)である彼女は、舞台上では文字通り大きく見えるし、今回の劇中でも伸び伸びとした動きがスクリーン映えしている。顔が小さい分だけ、157センチの身長が10センチも20センチも大きく見える。

だから、劇中で隣に並ぶ機会の多いジェニファー・ハドソン(38)がやたらに大きく見えた。ハドソンの身長は175センチ。欧米人の中に入れば長身というわけではないが、ヘイワードと並ぶと全体的に膨らんで見え、プロポーションがいい分だけバスケットボールの女子選手のようにも感じてしまった。

猫の視点から組み上げられた街並みのセットの巨大さも驚きだが、「キャッツ」で感じる縮尺の不思議感には、ヘイワードの小顔もひと役買っている。【相原斎】