原沙知絵、18年ぶり連ドラ主演…4月期ドラマ柴門ふみ原作「女ともだち」

引用元:スポーツ報知
原沙知絵、18年ぶり連ドラ主演…4月期ドラマ柴門ふみ原作「女ともだち」

 女優の原沙知絵(41)が4月スタートのBSテレ東ドラマ「女ともだち」(土曜・深夜12時)で主演を務めることが11日、分かった。原が連続ドラマの主演を務めるのは、テレビ朝日系「逮捕しちゃうぞ」(2002年放送)以来、約18年ぶりとなる。

 原作は「東京ラブストーリー」や「あすなろ白書」で知られる柴門ふみさん(63)が1983年に連載を開始した同名マンガ。恋愛、結婚、不倫などに直面し揺れ動く女性の心理や葛藤などを、主人公のモノローグを多用し丁寧に描き、告白的な恋愛白書として、当時の女性たちの支持を集めた。

 ドラマでは、時代設定を令和にアレンジ。原は、DVが原因で離婚し、大学の同級生との不倫関係をやめられないバツイチのシューズデザイナー、セツを演じる。

 また、タレントの磯山さやかさ(36)が、セツの高校時代からの親友で、何度も浮気を繰り返してしまう夫を捨てきれない迷える主婦、ちさと役で出演する。

 原は「1980年代に多くの女性たちの支持を集めた柴門ふみさんの名作を令和となったこの時代によみがえらせることは深いメッセージがあるように感じます。今回、セツという女性を演じさせていただく中で、私自身も人生とは、幸せとは何か、改めて考えるいい機会になりそうです」とコメント。「この作品を通して女性たちが抱える現実的な悩みにも注目していただき、多くの方々にも自分自身の人生と照らし合わせて考え、何か感じていただけたらと思います」と意気込んだ。

 芸能生活20周年を迎える磯山は「こういった作品、役柄に挑戦させていただくことは、緊張もありますし、楽しみでもあります。おそらくいつの時代も、これがリアルなんだろうなと胸が苦しくなります。もがいたり苦しんだりする中で、何かを見つけられるキッカケになればいいなと思っています」とコメントした。

 原作者の柴門さんは「今回、再ドラマ化に合わせて、改めて読み返してみると、精いっぱい強がって生きるヒロインが、『東京ラブストーリー』や『恋する母たち』の登場人物たちの原型であったのだと、気づきました。また、この40年で女性の置かれた環境は大きく変わりましたが、男と女の意識のすれ違いや不倫トラブルは変わらないものだと、改めて感じております。いつの時代も変わらない女性の純情と強がりを味わっていただければ、と思います」と語っている。

 ◆あらすじ

 セツ(原沙知絵)と、ちさと(磯山さやか)は高校時代からの親友。今日もちさとの働くダイニングバーにやって来るセツ。シューズデザイナーとして活躍するセツは、イタリアの工房から出向の話を打診され悩んでいた。セツの恋人でもあり不倫相手でもある平井保の妻に、二人の関係がばれてしまった。それなのに別れないと言う平井。自分の完璧さが原因で最初の結婚に失敗したセツは、ちゃらんぽらんな平井との関係に安らぎを見いだしていた。セツの話を親身になって聞くちさとだったが、彼女自身は夫の不倫に悩まされていた。ちさとの夫は、売れっ子カメラマンのミツル。昔から浮気癖のあるミツルだったが、女の勘が「今度の浮気は本気ではないか」と予感させていた。自分がいない間に家庭を乗っ取られる妄想に苛まれるちさと。そんな中、予期せぬ出来事がセツを襲う。 報知新聞社