天野友二朗「幸福な囚人」が明日から公開、「愛のむきだし」のプロデューサーが絶賛

引用元:映画ナタリー

「自由を手にするその日まで」「脂肪の塊」の天野友二朗による商業映画デビュー作「幸福な囚人」が、明日12月6日から公開される。

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本作は、人間の持つ二面性にフォーカスした心理サスペンス。不妊症をきっかけにうつ病になった妻を献身的に支えるも次第に精神を病んでいく会社員・澤田が、あることをきっかけに自分の中に眠っていた狂気を解放していくさまが描かれる。

澤田を山中アラタ、澤田に影響を与える危険な魅力を持つ男・岸本を児玉拓郎が演じ、澤田の妻に小原徳子(旧芸名:木嶋のりこ)、澤田と関係を持つ美奈子に百合沙が扮した。そのほか池田良、BBゴローもキャストに名を連ねる。YouTubeでは現在予告編が公開中。

「麻雀放浪記2020」の脚本を手がけ、「黒い乙女Q」などの監督を務めた佐藤佐吉は本作について「トリアー? リンチ? フィンチャー? いや、違う。こんなバイオレンス映画今まで見たことがない」と述べ、「確かなのは、監督が狂っているということだけだ」とコメント。また「愛のむきだし」「ヒミズ」などのプロデューサー・鈴木剛は「それにしても凄い才能がでてきたものだ。全てにおいて可能性を感じる。鬼才なのか奇才なのか…天才なのか秀才なのか…天野友二朗監督。全てを席巻していくことだろう」と絶賛した。

「幸福な囚人」は12月6日から19日まで東京・シネマート新宿、12月13日から19日まで大阪・シネマート心斎橋でロードショー。以降は全国で順次公開される。

■ 佐藤佐吉 コメント
トリアー? リンチ? フィンチャー? いや、違う。
こんなバイオレンス映画今まで見たことがない。
パゾリーニ? ヘルツォーク? 増村? いや、全然違う。確かなのは、
監督が狂っているということだけだ。

■ 鈴木剛 コメント
こんなにも痛い愛を描いた映像美が過去あっただろうか?
それを演じきった俳優陣と、演出しきった新生、天野友二朗監督のこれからを期待する。
観る側が痛みをおぼえるストーリー。記憶から消えない映像美。
それにしても凄い才能がでてきたものだ。全てにおいて可能性を感じる。
鬼才なのか奇才なのか…天才なのか秀才なのか…
天野友二朗監督。全てを席巻していくことだろう。

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