アメとムチを使い分け…剛腕・滝沢秀明ジャニーズ副社長の孤軍奮闘

アメとムチを使い分け…剛腕・滝沢秀明ジャニーズ副社長の孤軍奮闘

■ニックネームは「カミソリ・タッキー」

 テレビ界で話題になっているのがジャニーズ事務所の副社長に昇格したタッキーこと滝沢秀明(37)の剛腕ぶりだ。ジャニーズ事務所の子会社「ジャニーズアイランド」の社長に就任後、新体制下で本体のジャニーズ事務所の副社長も兼任することになったタッキーは所属タレントの育成戦略に追われている。業界では“カミソリ・タッキー”との異名まで付けられているのだ。

「最近、タッキーの笑顔を見たことがありませんね。ある者は『タッキーは仏様のようにやさしい人だ』とあがめる。だがある者は『血も涙もない冷血漢だ』と罵倒するんです」(芸能関係者)

 そんなカミソリ・タッキーが所属タレントらに示したのがアメとムチの徹底。

「努力して頑張っている者には必ず報いる、いわゆるアメを与えるというものです。だが、現状にあぐらをかき努力を怠り、慢心している者は退所も辞さない、つまりはムチをもって制裁する。当初は口だけで、そんなことは実現できないと思っていたんです」(同前)

 そんな中、これまでスキャンダルとは無縁で人知れず努力を続けてきて、タッキーのお眼鏡にかなったのがNEWSの増田貴久(33)。

「『ぐるぐるナインティナイン』の人気コーナー“グルメチキンレース・ゴチになります! 第21シーズン”の新メンバーに選抜された。そればかりか3月から放送されるWOWOW『連続ドラマW パレートの誤算~ケースワーカー殺人事件』に出演。さらに4月スタートのドラマ『レンタルなんもしない人』(テレビ東京系)でも主演が決定したんです」(テレビ局関係者)

 昨年の大みそかに放送されたNHK紅白歌合戦に、まだデビュー前のSixTONESとSnow Manの2組を出演させたのもタッキーの手腕によるものとされている。

「タッキーのやり方には業界関係者ばかりではなく『Jrをゴリ押しして、すでにデビュー組を干しまくるタッキーのやり方が本当に嫌だ』といったファンからの非難コメントがSNS上に殺到しています。しかし、この2組は本当に努力して、腐らず頑張ってきたんです。努力する者は必ず報われるということをデビュー組もJrにも知って欲しかったみたいです」(芸能プロ関係者)

 今後だがタッキーはKAT―TUNの上田竜也(36)や風間俊介(36)といった地味ながら努力しているタレントに対しサポートを徹底していく方針を示しているという。その一方ではジャニーズJr内のグループとして12年間も活動した「MADE」が1月いっぱいでの解散を発表した。

「メンバーの秋山大河が昨年12月に神田沙也加との不倫疑惑が報じられたことが原因です。秋山には反省の態度が全く見られなかった。事務所幹部も秋山単体の退所を進言し、MADEを残そうと話をしたが、タッキーは一切、聞く耳を持たなかったそうです」(前出の芸能関係者)

 こうした対応が一方では仏、別の関係者からは鬼と称されるゆえんなのだ。

「現在ジャニーズ事務所は未曽有の危機にひんしているといっても過言ではない。“嵐の活動休止”まで11カ月を切った。音楽活動休止中のTOKIO、メンバーの脱退が相次ぐ関ジャニ∞など、ジャニーズの置かれた環境は厳しいものです。タッキーは自分が何を言われようとジャニー喜多川の恩義に報いようとしているんです」(前出の芸能プロ関係者)

 タッキーの孤軍奮闘はしばらく続きそうだ。