新型コロナで…嵐「活動休止」に延期論 五輪ナビゲーター、ドームツアーなど暗礁に

引用元:夕刊フジ

 世界で猛威を振るう新型コロナウイルスに、国民的アイドルはどう立ち向かうのか。今年いっぱいで活動休止を宣言しているアイドルグループ、嵐だが、中国でもライブが中止になったり、NHKのナビゲーターを務める五輪も延期になったりとラストイヤーをまっとうできない状態なのだ。そんななか活動休止の延期すらささやかれるが、果たしてどうなるのか。

 新型コロナの影響で、東京五輪・パラリンピック(オリ・パラ)の開催が延期となった。競技中継を予定していたテレビ各局も、空いた枠を埋めるため、番組編成を組み直さなければならず、早くも大騒ぎだ。

 嵐をオリ・パラ関連の番組ナビゲーターに起用しているNHKだが、「現時点では変更は考えていない」としているが、実質は「何も決まっていない」ということにほかならない。

 嵐にとって今年は休止前のラストイヤーだ。しかし、新型コロナの世界的な感染拡大という予期せぬ事態に翻弄されている。今年の「日中文化・スポーツ交流推進年親善大使」にも任命されているが、4月に予定されていた北京でのコンサートは中止になってしまった。

 「まだ新型コロナは終息の気配がなく、この状態が続くようであれば、5月15、16日に新国立競技場で行われるコンサート『アラフェス 2020at国立競技場』の開催すら、予定通りにできるのか、非常に危ういところです」と音楽関係者は指摘する。

 さらにこう続ける。

 「秋からは休止前最後のドームツアーを敢行するとも言われていますが、これも事態をみながらになります」

 新型コロナの脅威が続くようであれば、何も完遂できないまま活動休止を迎えてしまう恐れが浮上しているのだ。

 「メンバーはファンとの触れ合いも考えて、活動休止まで約2年の助走期間を設けました。しかし、最後の年に思うような活動ができないことに忸怩(じくじ)たる思いを抱えているのも事実。東京五輪のナビゲーターをまっとうするためにも休止を1年延長する案も浮かんでいるそうです」と週刊誌記者。

 決断するときは来るのだろうか。