引用元:スポニチアネックス
◇「十三代目市川團十郎白猿」襲名披露興行 演目発表(2020年2月7日)
歌舞伎評論家の喜熨斗勝氏(84)は、今回の演目発表について「いろいろなことに挑戦されてきた海老蔵さんだからこそ、歌舞伎十八番が並ぶ今回の演目には伝統を担っていくという強い意志を感じる」と語った。
5、6月の公演は、海老蔵の父である十二代目が「團十郎」を襲名した時と同じ構成。中でも「勧進帳」「助六」について「荒々しさの中にも美しさがある、成田屋の伝統を披露するのにふさわしい演目」という。海老蔵と勸玄くんが親子競演する7月の「山姥」にも注目。海老蔵の祖父の十一代目が初舞台を踏んだ時の演目で、81年を最後に上演されていない。「過去の作品を後世に伝えるのも“團十郎”の大切な役割。使命を担う覚悟を感じる」と指摘した。