未公開原画や初の大幅リニューアルも ドラえもん誕生50周年記念展第2期 川崎

未公開原画や初の大幅リニューアルも ドラえもん誕生50周年記念展第2期 川崎

 昨年から行われているドラえもん誕生50周年を記念した企画展の第2期が8日から、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム(多摩区)で始まる。展示されている原画を第1期から一新。原作者の藤子・F・不二雄氏が作品に込めた思いなどを伝える。

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 第1期は、ドラえもんとどら焼き、ジャイアンのリサイタル、スネ夫の自慢話など有名シーンにまつわる原画を展示してきた。第2期は、「ゲラゲラ笑える話/ゾ~ッとするこわい話」という2テーマを設定して約140点の原画を選定。ファンの共感を呼んだエピソードを数多く取り上げ、そこに込められた藤子氏の思いや狙いを紹介する。

 また展示室を2011年の開館以来初めて大幅リニューアルし、映画シナリオや絵コンテ、設定ラフのほか、藤子氏の私物など約110点を並べ、ドラえもんの50年にわたる歴史を回顧。約9分間のオリジナル新作映像「ドラえもん誕生」も視聴でき、誕生秘話を知ることができる。

 宮野哲也館長は「未公開の原画なども多数用意した。藤子先生が作品とどのように関わってきたのか知ってほしい」と話している。問い合わせは、同ミュージアム電話0570(055)245。 神奈川新聞社