俳優・崎山つばさ「根拠のない自信を持つことが大事!」声優目指すリスナーにアドバイス

引用元:TOKYO FM+
俳優・崎山つばさ「根拠のない自信を持つことが大事!」声優目指すリスナーにアドバイス

大久保佳代子がパーソナリティをつとめ、ゲストと一緒にリスナーのお悩みに寄り添い、癒しのとき間をお届けするTOKYO FMの番組「KOSE Healing Blue」。2月2日(日)の放送は、ミュージカル「刀剣乱舞」でもおなじみの俳優・崎山つばささんが登場。リスナーの恋愛相談に応えました。<リスナーからの相談>
わたしは今、声優を目指して養成所に通っています。が、なかなかオーディションに受かることが出来ません。厳しい世界というのは、重々承知していますし、まだまだ、自分の努力が足りないのだとも思っています。アニメが大好きなので、仕事として携わりたい思いはあるのですがやはり、自分には才能がないのかな、あきらめた方がいいのかなとも思う日々です。大久保さんは、お笑い芸人さんを目指しながら、OLさんをしていたと伺いました。大久保さんは、心が折れそうになったことはありますか? また、どういう風にしてモチベーションなどを保っていましたか?(ラジオネーム:なぁさん)

*  *  *大久保:なるほど。声優さんね。今、声優さんも人気の職業だから、大変なんだろうな。崎山さん、さっき言っていたけど2年間くらいくすぶっている時期があったの?

崎山:ありました。オーディションも受からず。アルバイトもしていたんですけど、生活のために。それだけじゃなかなか生活するのも厳しくて、今月の家賃どうしようかなって眠れないときもあったりとか。

大久保:どうやって日々モチベーションを保っていたの?

崎山:何かをしていないといけないなと思って。もちろん努力は絶対的に必要だと思っていて。だからこれがいつか実るだろうという、かすかな希望だけで色々な映画を観たりとか。
大久保:映画を観たりね。するよね。分かる分かる。

崎山:舞台を観に行ったりとか。そういう仕事に関わることを毎日していましたね。

大久保:それはそれで多少お金がかかるけれども、それは先行投資というか。後々絶対繋がるだろうと。確かにお笑い芸人としてデビューしたものの、要は芸人のテレビの仕事がなかったから、OLと呼ばれる会社で勤め出すんだけど。今思えば血迷っていたなと思うんだけど、やったこともないミュージカルのオーディションに履歴書を送ったりとか。宮本亜門さんって聞いたことある、有名だぞって、何の知識もないまま受けたり。もちろん書類審査ではじかれるんだけど。すごかったよ。全然知らないような、名前だけ聞いたことある大御所みたいな所にどんどん履歴書を送って。ちょっと飛んでたなと思うけど、何か動いていないと。ね。

崎山:そうですね。僕も事務所に入ること自体が大変で。大学を卒業してからだったので、大体募集要項が20歳までとか10代の子だったりして。で、どうしようかなと思ったんですけど、20歳前後とか25歳までというのを手当たり次第見つけて、そこに送りまくったというのがありました。

大久保:でも今思うと、20代の頃の方が本当に根拠のない自信みたいなのがあって。ね。

崎山:あります。

大久保:まだ経験もしていないのに、何か私にはあるんじゃないか。確かに見た目だけで言ったら、その辺にいるような感じの田舎っぽい女の子だけど。私には何か光るものがあるんじゃないかって、ずっと思っていたというね。今思うと怖いよね。

崎山:でも大事だと思います。根拠のない自信を持つことが。

大久保:で、それをある程度30歳くらいまでにしておこうとか、何か区切りをつけておくのが良いのかもしれないけど。ななちゃん、もうちょっと頑張って。22歳なんて、まだまだ若造ですから。

崎山:応援しています。

(TOKYO FMの番組「KOSE Healing Blue」2月2日(日)放送より)