ソニー『ワンビリ』GPは三浦風雅 23歳イケメンシンガーが今春デビューへ

引用元:オリコン
ソニー『ワンビリ』GPは三浦風雅 23歳イケメンシンガーが今春デビューへ

 ソニーミュージックが昨年9月に立ち上げた新たなオーディションブランド『ONE in a Billion(ワン・イン・ア・ビリオン)』第1シーズンの「男性ヴォーカリスト・オーディション」最終審査が5日、東京・Zepp DiverCityで開催され、神奈川県出身のシンガー・ソングライター三浦風雅(みうら・ふうが)が応募総数約4000人の頂点に立ち、グランプリを受賞した。今春ソニーミュージックからのメジャーデビューを勝ち取った。

【写真】ゲスト審査員を務めた清水翔太、熱唱するファイナリスト

 これまでに久保田利伸、平井堅、CHEMISTRY、清水翔太といった数々の男性ボーカリストを世に送り出してきたソニーミュージックが初めて大々的に行う男性ヴォーカリスト・オーディション。1次審査(書類および音源)、2次審査(5大都市でのスタジオ審査)、3次審査(都内でライブ審査、MV審査、合宿審査など)を経て、最終審査には木下優真(22)、MASAZAYN(マサゼイン、22)、成山俊太郎(19)、三浦風雅(23)の4人が勝ち残った。

 Zepp DiverCityで行われたファイナルライブ審査は、バンドをバックに本人が選曲した楽曲を持ち時間15分で構成。一般審査員約200人による会場投票、生配信を見ている視聴者のHP投票、審査員による投票を総合して順位を決定した。

 トップバッターの木下は、関西でストリートやライブハウスを中心に活動する京都出身のシンガー・ソングライター。ストリートで鍛え上げた圧倒的な歌唱力と表現力を武器に「ないない」「今夜ここで」「阪急電車」の3曲を披露した。

 独特な存在感で候補者からも一目置かれていた北海道出身の大学3年生・MASAZAYNは、昨年4月に音楽活動を始めてから8ヶ月とは思えないほどの成熟したボーカルが魅力。「SOS」「春愁」「It has always been you」を披露し、公式アンバサダーのスカイピースが選んだ「スカイピース賞」を受賞。目録を手に「せっかく選んでいただいたので中古で安く買ったギターから、弾きやすい、いいギターを買おうかなと思います」とコメントした。

 ファイナリスト最年少19歳の成山は、今回が初ライブと音楽活動歴は浅いものの、ガツンと胸を揺さぶるエモーショナルな歌声とダイナミックな表現力で観客の心を鷲づかみにし、ライブ審査ではぶっちぎりの1位通過。ファイナルライブ審査では「カコソラミライ」「七変化」「夜とグラス」を歌い上げた。

 トリを務めた三浦は、甘い歌声、ルックス、人柄の三拍子そろった実力派シンガー。路上ライブを中心に活動し、昨年は全国ツアーで1200人を動員した。ファイナルライブ審査では一際大きな歓声を受けながら「レイニーブルー」「Make a Story」「Start again」の3曲を披露した。

 グランプリを受賞した三浦は「ありがとうございます。この3人がすごすぎて、だいぶ食らっていたんですけど、選んでいただいたので、グランプリに恥じないように頑張っていきたいと思います」と宣言。客席からは「おめでとう」と祝福の声が飛び交い、涙する女性ファンの姿もあった。

 ゲスト審査員として参加したシンガー・ソングライターの清水翔太は「ずっと審査員をやってみたいと思っていたので楽しかったです」と話し、ファイナリストに向けては「デビューが決まるだけじゃ人生は変わらない。デビューはゴールじゃなくてスタート。そこから茨の道が待っていますから、誰が選ばれたとしても、選ばれなかったとしても、音楽の道を生きるのであれば腹をくくって一生懸命頑張ってほしい」と激励した。メインMCはガーリィレコードチャンネルが務めた。