『北の国から』演出家・杉田成道氏、76歳で3歳娘のパパだった

引用元:オリコン
『北の国から』演出家・杉田成道氏、76歳で3歳娘のパパだった

 国民的ドラマ「北の国から」シリーズの演出家を務めた杉田成道氏(76)、お笑いコンビ・雨上がり決死隊の蛍原徹(52)が先日、東京・渋谷パルコ8階の「ほぼ日曜日」で開催されている『北の国から展』(9日まで)でトークショーを開催した。

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 杉田氏が自己紹介で「76歳ですけど、3歳の娘がおります」と明かすと蛍原は「ちょっと待ってください! 『北の国から』関係ないけど!」と大慌てで事実確認。杉田氏は「亡くなった奥さんの子どもで、蛍と同じ年が1人。再婚したんですけど、その下が高3とかいて、1番下が3歳」と驚きの事実を明かすと、蛍原は「僕、52歳で2歳の娘がいますけど、(杉田さんは)76歳で3歳。やりますね~」とうなっていた。

 同作は1981年に連続ドラマとして24話が放送後、定期的にスペシャルドラマが作られ、2002年の放送終了まで、軒並み高視聴率を記録した倉本聰氏脚本による国民的名作ドラマ。東京で妻の令子に去られた黒板五郎(田中邦衛)は、2人の子どもである純(吉岡秀隆)と蛍(中嶋朋子)を連れて、故郷である北海道の富良野に帰郷。黒板家を中心に21年という月日を濃密に描いた。

 撮影について「1年半かかって撮って、撮り上がってから編集。編集しているヒマがなかった」と杉田氏。中でも「スペードのエース」と評したのが動物のシーンだという。「何があっても動物なんです。キツネがちょこっと歩いていると動物に行って、役者をほったらかす(笑)。いしだあゆみさんと純くんの別れで、遠くから見てるシーン。あゆみさんが泣くところで、本番の直前にキツネが出てきちゃったから、みんなバーって向こう行っちゃって(笑)」と“動物ファースト”だったことを述懐すると、同シーンが大好きという蛍原は「いやいやいや…。そこはキツネいらないです!」と猛ツッコミを入れていた。

 同作はは、デジタルリマスター版がBS放送の日本映画専門チャンネルで毎週土曜日にシリーズ完全放送中。15日の午後5時からは、第1~6話を一挙放送し、見逃した人もまだ追いつける。