バカリズム“OLなりきり”映画の撮影は「プライベートか仕事か分からなくなってた」

引用元:TOKYO HEADLINE WEB
バカリズム“OLなりきり”映画の撮影は「プライベートか仕事か分からなくなってた」

 映画『架空OL日記』完成披露試写会が4日、都内にて行われ、原作・脚本・主演を務めたバカリズムらキャストと住田崇監督が登壇した。

 バカリズムが銀行員OLになりきって、その日常をつづっていたブログが書籍化、さらに第36回向田邦子賞を受賞したドラマの劇場版。バカリズムは劇中で主人公のOLも自ら演じている。

 バカリズムは映画化について「夢みたいです」と感激しつつ「ドラマのときから現場が楽しかったんです。空き時間も劇中の感じのままで、本編なんだけどメイキングというか。皆さんには思い出ビデオを見せるみたいな気持ち。それくらい、本番と空き時間との差がない現場でした。思い出ビデオを、わざわざお金を払って見に来てもらうような…ありがとうございます」と頭を下げ、会場を笑わせた。

 仲良しOL5人組の一人を演じた山田真歩は「これほど爆笑させる脚本もそうそうない。実際に演じて笑えなかったら私たち役者のせいになってしまうので、緊張していました」とシナリオに太鼓判。本作で新たに加わったシム・ウンギョンも「休憩中の雰囲気そのままだったので、楽な感じで演じることができました」。シムがカラオケを熱唱するシーンの撮影では、待機時間に「みんなで普通に歌ってた」とのことで、バカリズムは「プライベートなのか仕事なのか分からなくなっていましたね」と振り返った。

 上司役の坂井真紀も「見ていたドラマのままで本当に楽しかった」と、すぐに現場になじんだ様子。そんな坂井にバカリズムは「実はもともとブログで書いていたときの“マキちゃん”のイメージは当時の坂井さんのイメージなんです」と伝えたが、坂井は鋭く「“当時”の?」。“失言”に気づいたバカリズムは「今はちょっと大人になっちゃったから…いえ、元気なときのイメージというか、パブリックのイメージとして」と続け、坂井から「今は私、元気じゃないんだ」とさらに突っ込まれてタジタジ。劇中の“上司と部下”さながらのやり取りに会場も大笑い。

 その“マキちゃん”を演じている夏帆は、どのキャラクターに近いか聞かれ「やっぱりマキちゃんですね。(仲良し5人組役の)この5人で集まると自然と役と同じような立ち位置になるんです」。バカリズムは最後に「期待通りの内容になっていると思います。期待以上かは分からないですが」と締めくくった。

 映画『架空OL日記』は2月28日より全国公開。