斉藤和義がオノ・ヨーコと話して「泣きそうになった」、ジョン・レノンのこと

引用元:J-WAVE NEWS
斉藤和義がオノ・ヨーコと話して「泣きそうになった」、ジョン・レノンのこと

J-WAVE『STEP ONE』と、雑誌『Pen』(2020年2月1日号/1月15日発売)の特集「ジョン・レノンを語れ!」がコラボレーションした「PEN TALK ABOUT JOHN」。ジョンが亡くなって40年となるいま改めて、彼の残した功績や魅力を、ミュージシャンや著名人が語る。

1月28日(火)のオンエアでは、斉藤和義が登場。ギタリストとして影響を受けた部分や、オノ・ヨーコとの会話を明かした。

グルーヴを作る、ジョン・レノンのギター

斉藤は、ギタリストとしてのジョン・レノンが放つ存在感に強い影響を受けていると語った。

斉藤:ザ・ビートルズのころだと『All My Loving』とか「ジャカジャカ……」って、あれをずっと弾きながら1曲中やったりするのって、実際に弾くとけっこう大変で。ビートルズをよくよく聴くと、グルーヴを作っているのはジョン・レノンのサイドギターだったりして、ものすごい速弾きをするとかすごいソロをとるとか、そういうタイプじゃないけど、サイドギタリストというか、歌っている人のギターでいうとすごく影響も受けているし、すごく好きなんですよね。

ジョンへの想いにオノ・ヨーコの反応は

「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」の出演経験もある斉藤は、オノ・ヨーコと会話したときのエピソードを明かした。

斉藤:「ギタリストのジョンが好きです」みたいな話をしたら、オノ・ヨーコさんが「あなたもギターがお好きなのね。ジョンが聞いたら喜ぶわ」って言って。「ジョンはいつも『自分のギターは誰も認めてくれない』ってよく嘆いていたから、聞いたら喜ぶわよ」って、泣きそうになったんですけど。その話を聞いて、ジョンも自分のサイドギターをなかなかいいって思っていたようですよ。

斉藤は「好きなジョン・レノンの曲」として、『Jealous Guy』を選曲、オンエアした。

斉藤:アレンジのピアノで、すごい上の方で弾いている感じとかがずっとフワーっとしていて、けっこう赤裸々な感じだし。このときのジョン・レノンの声がなんとも優しくて、いいなあって思って好きな曲ですね。

斉藤が2007年に発売したアルバム『紅盤』には、『Jealous Guy』の日本語訳バージョンが収録されている。番組ナビゲータのサッシャは、「これ、ヨーコさんも聴いたんですか?」と質問。

斉藤:聴いてくれたようですね。
サッシャ:何かおっしゃってました?
斉藤:2番あたりに「あなたにメールしても返信がない」という歌詞を書いたんですけど、ヨーコさんがスタッフの人に「メールがないとかって、どうなのか知らない」って訊いて、スタッフが「いや、今の時代こういうのもありだと思いますよ」って言ったら「あら、そう?」って言ってたって(笑)。
サッシャ:今の時代に合わせた訳をしたら、そこにオノ・ヨーコさんが反応したと。
斉藤:だったみたいですね。