Nintendo Switchのハッカー、3年の懲役及び約2800万円の賠償額か

引用元:IGN JAPAN
Nintendo Switchのハッカー、3年の懲役及び約2800万円の賠償額か

米国カリフォルニア州にて、21歳の男性はコンピューター詐欺及び児童ポルノ所有の罪を認め、判決を待っている。
アメリカ合衆国地方検事のプレスリリースによると、Ryan Hernandezという男性は2016年に任天堂に対するフィッシング行為をして同社の未公開情報を入手していた。昨年時点、まだ数1000もの任天堂の資料が同氏のパソコンに保存されていたという。
Hernandezが盗んだ情報は社員の個人情報で、これを使ってNintendo Switchに関する未公開情報をダウンロードしてリークさせていた。同氏は他にもTwitterやDiscordといったSNSのハッキングを行ったと自慢げに話していたそうだ。
2017年のFBIによる調査を経て、Hernandezは任天堂の情報を不法に入手することをやめるよう忠告され、当時の資料によると「ハッキングを続けた場合、法的措置が取られることを承知していた」という。Hernandezはそれにも関わらず、2019年6月までハッキングを続けた。
FBIは昨年、Hernandezのパソコンに先述した任天堂の資料を発見し、さらに「Bad Stuff(悪いもの)」というフォルダーに1000を超える児童ポルノの画像や動画も発見された。
Hernandezの判決は4月21日に予定されている。同氏はすでに任天堂に26万ドル(約2800万円)の賠償額を支払うことに同意している。罪を認めてから、検察側及び被告側の弁護士は3年の懲役を求刑する。これは最高刑よりもずっと短い懲役期間だ。
Nintendo Switchの発売後、任天堂のサーバーが侵入されたのは今回が初めてではない。昨年は同社のサーバーに侵入したセキュリティ研究者も有罪判決になった。

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