宮川大助、豆まき式で花子の“復帰”明かす「本人が決めてきた」

宮川大助、豆まき式で花子の“復帰”明かす「本人が決めてきた」

 漫才師、宮川大助(70)が3日、大阪府寝屋川市の大阪成田山不動尊で行われた成田山節分祭に参加。豆まき式の後に取材に応じ、昨年12月に「症候性多発性骨髄腫」で闘病中であることを公表した妻で相方の花子(65)が3月に講演会で“復帰”することを明かした。

 2018年3月に花子の病気が発覚するまで毎年のように夫婦で務めてきた豆まき式。

 「本人も幼い頃、ここで力道山に抱っこされたのが自慢で、今年も来たがってたんよ」と明かす大助は現状について、「ようやくベッドから立ち上がってトイレに座れるようになったけど、まだ一人ではトイレに行けない。闘病2年で8カ月(ベッドに)寝てたので復帰に向けてリハビリの段階。相当、筋肉がつるらしい」という。

 しかし、速射砲のような“しゃべくり”は健在。この日も「6時半くらいに『起きてる~?』って。僕の目覚まし時計です」と笑った。

 「がんは、血液検査でもレントゲン写真でも完全に消えてなくなった。抗がん剤の副作用もなく髪が抜けることもなかった。ホッと一息です。本人は『あと1カ月で(退院)』と言うてるけど、僕は2カ月かかると思っている」

 正式な退院を前に、すでに花子は病院サイドの要請を受け、3月1日に奈良県大和郡山市内で行われる緩和ケアの講演会に車いすに乗ってボランティアで出演予定。

 「本人が決めてきた。患者の立場で5分でも10分でもしゃべりたいと。“初出勤”みたいなもんです」。夫婦で舞台に立つ日も遠くない。